2006年 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン
第5戦 RACE REPORT
<第5戦・オートポリス> 8月5日・6日
<観客動員数> 5日/ 9,132人・6日/20,227人
<TV放映> フジテレビ「モタスポ」毎週火曜日 25:38〜26:08
DoCoMo TEAM DANDELION RACING
ドライバー(#41)
ビヨン・ビルドハイム
ドライバー(#42)
井出 有治
チーム代表 
村岡  潔
チーム監督
(#40)吉田 則光(#41)服部 尚貴
チーフエンジニア
(#40)ロブ・アーノット(#41)中居 邦宏
HARD
シャーシ 
LOLA B06/51 FN06
エンジン
HONDA HF386E V8 3000cc
通信機器 
NTT DoCoMo FOMA
MAIN SPONSOR
株式会社NTTドコモ
NTT DoCoMo
株式会社NTTドコモ関西
NTT DoCoMo関西
NTTドコモグループ
NTT DoCOMo Group
ドコモ・モバイルメディア関西(株)
DoCoMo Mobolemedia関西
SPONSOR
田中オートサービス
TANAKA
株式会社和光ケミカル
WAKOS
京都機械工具株式会社
KTC
山田辰株式会社
THE MAN SPIRIT
パーカル株式会社
PERCUL
株式会社親和
Rich
有限会社マジックスクエア
MAGICSQUARE
ブリンプ株式会社
RECARO
エイティーエス株式会社
ATS
玉置商事株式会社
TAMAKI
モトローラ株式会社
MOTOROLA
株式会社フュートレック
FUETREK
三菱電機株式会社
MITSUBISHI
株式会社ルネサステクノロジー
RENESAS
株式会社ソフトウェアクレイドル
CRADLE
シャープ株式会社
SHARP
 

フォーミュラ・ニッポン 第5戦 <予 選>
8月5日(土)   ・天候/晴   ・出走台数/22台
FN初開催のオートポリスに苦戦を強いられた両選手。
午前午後の予選ともアタックチャンスを渋滞に巻き込まれて逃し、ビルドハイム選手16位、井出選手21位で終了。

 フォーミュラ・ニッポン史上初の開催となる大分県・オートポリス。前日の公式合同テ ストでは通常の2時間の走行が4時間に拡大され、チームにとってもドライバーにとって も未知数のサーキットでのデータ収集にその時間が費やされた。
公式予選1回目(10:00〜 45分間 COURSE/ドライ)
 午前10時に予選1回目のセッションが開始された。日差しはきつく、セッション開始時 点の気温は28度、路面温度は35度にまで上昇していた。昨日の4時間に及ぶ公式合同テストですでにタイムアタックシュミレーションを終えているため、各チームともコースがオープンされてもなかなかピットアウトしない立ち上がりとなった。その理由はこの路面条件においてニュータイヤの初期グリップが持続するのは僅かに1周で、予選1回目に2セットのニュータイヤを使用するとしても最初からコースインすると不利になる。
 セッション開始から20分を過ぎたあたりで井出選手がコースイン。しかし最初のタイム アタック中に高木選手がアウトラップの最終コーナーでスピンし赤旗が提示された。再開 後セッティングを変えながら数回のアタックに挑むものの、タイミングを逃し20番手で午 前中の予選を終了。ビルドハイム選手は常に上位に食い込む健闘を見せていたが、最終ラ ップでのアタック時に渋滞に巻き込まれ、15番手に留まった。
公式予選2回目(14:00〜 45分間 COURSE/ドライ)
 2回目の予選が開始されたのは午後2時。幾分気温も下がりタイヤやマシンにとっては パフォーマンスしやすいコンディションに変わっていった。開始早々に午前中を上回るタ イムが出始め、上位争いはますます熾烈なものとなった。セッション終了直前までアタッ クを繰り返したが、結局両選手とも実力を出し切れずビルドハイム選手が16番手、井出選 手は21番手で明日の決勝を迎えることとなった。
第5戦・総合予選正式結果 #40/16位(出走22台)。ベストタイム/1分34秒949
#41/21位(出走22台)。ベストタイム/1分35秒812
ドライバーズコメント
ビルドハイム選手
「非常に残念な一日となってしまいました。金曜日の公式合同テスト では調子も良く、上位6位までには食い込めると自信を持っていました。気温、路面温度 とも高く、タイヤの使い方に苦戦したのも一因だと思います。アタックラップのタイミン グも渋滞に巻き込まれてしまうなど、思い通りの展開にはなりませんでした。決勝は後方 からのスタートとなりますが、レースのセットアップについてはエンジニアと十分に話を しているので、明日の決勝はいいレースをお見せできると自信を持っています。」

井出選手
「今日は路面環境なども過酷で、セッティングに悩むうちにアタックするタイ ミングを逃してしまいました。マシンの方向性が決まっていただけに結果を出すことがで きずとても残念です。オートポリスは抜くところが少ないサーキットだけに,明日のレー スは非常に難しいと思いますが、決してあきらめることなく少しでもいい位置でレースを 終える事ができるよう全力で挑みます。」


フォーミュラ・ニッポン 第5戦 <決 勝>
8月6日(日)  ・天候/晴   ・出走台数/22台
スタートで4台抜き7位浮上の井出選手、中位グループ混戦の流れに乗れず12位。
ビルドハイム選手は中盤36周目、突然のメカニカルトラブルで今季初のリタイア。
 16位スタートのビルドハイム選手、過酷な路面条件に適応するクレバーな走行で着々と順位を上げ5位、2ポイント獲得。井出選手も21位から追い上げ12位フィニッシュ。

 これまでのシリーズ4戦がすべて雨絡みだったのとは異なり、強く照りつける太陽の下での第5戦・オートポリス決勝。タイヤにもドライバーにもとても過酷な真夏のレースとなった。

決勝(8/6 14:34〜 COURSE/ドライ 64周)
 気温33度、路面温度44度、この3日間の中では一番厳しいコンディション。当然のことながらタイヤ消耗によるグリップ力の低下がポイントとなり、いかに上手くタイヤをマネージメントするかがチームの重要な戦略となる。
 午後2時34分、いくぶん雲が出始めコンディションが良くなる中、決勝が始まった。16番手のビルドハイム選手は一気に7番手までジャンプアップ。井出選手も21番手から16番手まで順位を上げ、両選手とも幸先の良いスタートを切った。
 まずレースに最初の動きがあったのはトップが6周を終えた時点。先頭のクインタレッリ選手にピットエンド10秒停止のペナルティーが科せられた。これによりビルドハイム選手は6位に。しかし直後、燃料を軽くし2回ピットストップ作戦をとるディバル選手にパスされ7位に戻った。その後は安定した走りで、1回ピットストップ作戦のビルドハイム選手は24周目に、井出選手は28周目に給油とタイヤ交換を終えた。
 終盤でレースを最も盛り上げたのが5位争い。ビルドハイム選手を先頭にロッテラー選手、トレルイエ選手、そして最後にはデュバル選手が加わり外国選手4人によるハイレベルなバトルが繰り広げられた。そんなポイントをかけての熾烈な争いで、ビルドハイム選手は最後まで5番手を守りきり貴重な2ポイントを追加した。井出選手は健闘を見せ12位完走を果たした。
第5戦・決勝正式結果 #40/5位。ベストタイム/1分38秒966
#41/12位。ベストタイム/1分39秒067
ドライバーズコメント
ビルドハイム選手
「昨日の予選は上手く行かず後方からのスタートとなってしまったの で、スタートダッシュに意識を集中して決勝に臨みました。スタートの混乱をうまくさば いて一気に入賞が見えるところまで順位を上げることができました。レース後半は、ロッ テラー選手やトレルイエ選手とのバトルで一瞬の隙も与えられない緊迫感が続きました。 でもマシンは十分に早かったので順位は守りきれる確信はありました。5位入賞は満足の 行く結果ではありませんが、チャンピオンシップを戦う上では貴重なポイントが獲得でき たので次からのレースには繋がると思います。」

井出選手
「金曜からさまざまなテストを重ねてきたことが、午前中のフリー走行で結果 を見せ始め、自信を持って決勝スタートに臨むことができました。レースではアグレッシ ブに走ることを心掛けていましたが、追い越しの難しいオートポリスでは思うように順位 を上げることができませんでした。2レースを終えて新型マシンの特性もつかめてきまし た。これまでのデータを検証し、本来の私とチームの持つパフォーマンスを100%発揮 し次戦にチャレンジします。」

吉田チーム監督コメント
「ビルドハイム選手が5位に入賞してポイントを加算できたことは良かったのですが、レ ースウィーク全体の流れとしては全く不甲斐ないものでした。2台とも金曜日の好調さを 予選に生かしきれなかったことが問題です。決勝では流れを取り戻すことができ、両選手 ともきちんといい仕事をしてくれました。チームとしてもピットワークを確実に行い、臨 機応変な作戦で少しでも上の順位を狙えるよう万全の体制で挑みました。
 すでに今シーズンも後半戦に突入しました。ビルドハイム選手のチャンピオンシップ争 いはまだまだこれからですし、井出選手は次戦から優勝争いに食い込んでいけるよう、チ ーム一丸となって頑張ります。」