2006年 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン
第3戦 RACE REPORT
<第3戦・ツインリンクもてぎ> 5月27日・28日
<観客動員数> 27日/ 6,000人・28日/18,000人
<TV放映> フジテレビ「モタスポ」毎週火曜日 25:38?26:08
DoCoMo TEAM DANDELION RACING
ドライバー(#41)
ビヨン・ビルドハイム
ドライバー(#42)
平中 克幸
チーム代表 
村岡  潔
チーム監督
(#40)吉田 則光(#41)服部 尚貴
チーフエンジニア
(#40)ロブ・アーノット(#41)中居 邦宏
HARD
シャーシ 
LOLA B06/51 FN06
エンジン
HONDA HF386E V8 3000cc
通信機器 
NTT DoCoMo FOMA
MAIN SPONSOR
株式会社NTTドコモ
NTT DoCoMo
株式会社NTTドコモ関西
NTT DoCoMo関西
NTTドコモグループ
NTT DoCOMo Group
ドコモ・モバイルメディア関西(株)
DoCoMo Mobolemedia関西
SPONSOR
田中オートサービス
TANAKA
株式会社和光ケミカル
WAKOS
京都機械工具株式会社
KTC
山田辰株式会社
THE MAN SPIRIT
パーカル株式会社
PERCUL
株式会社親和
Rich
有限会社マジックスクエア
MAGICSQUARE
ブリンプ株式会社
RECARO
エイティーエス株式会社
ATS
玉置商事株式会社
TAMAKI
モトローラ株式会社
MOTOROLA
株式会社フュートレック
FUETREK
三菱電機株式会社
MITSUBISHI
株式会社ルネサステクノロジー
RENESAS
株式会社ソフトウェアクレイドル
CRADLE
 

フォーミュラ・ニッポン 第3戦 <予 選>
5月27日(土)  ・天候/雨→曇  ・出走台数/22台
 ツインリンク初レースのビルドハイム選手、走るほどにベストな状態をつかみ5位。
雨レースで調子上向きの平中選手は最終アタック直前の僅かなミスで10位にとどまる。

 第2戦から6週間のインターバルを経てフォーミュラ・ニッポン第3戦が栃木県・ツイ ンリンクもてぎで開催された。これに先立ち昨日の金曜日に公式合同テストが行われ、各 チームともに積極的に走り込みを行った。もてぎでの公式合同テストが事前に行われてい なかったため今年からのニューマシンでのもてぎ初走行となった。
公式予選1回目(10:45? 45分間 COURSE/ウエット→ドライ)
 この日のもてぎは朝から湿度が高く、今にも降り出しそうなドンヨリとした曇空に覆わ れていた。気温19度、路面温度24度。そして予選1回目のセッションが始まる直前にシャワーのような雨が降りウエット宣言が出された。しかしこの時点では路面はまだ湿った程度。各マシンともコースが完全にウェットとなる前にとスリックタイヤでコースインしたものの、ほとんどのマシンが1周を終えたところでピットイン。レインタイヤに履き替えてタイムアタックに挑んだ。序盤、平中選手はかなり好位置につけたものの、開始20分を過ぎたところから再びコースコンディションはドライに。残り数分のところでスリックタイヤでの熾烈なタイム争いが繰り広げられた。最終ラップでビルドハイム選手が5番手、平中選手が10番手をマークして1回目の予選を終えた。
公式予選2回目(15:20? 45分間 COURSE/ウエット)
 午後からの予選2回目もやはり雨が降ったり止んだりと目まぐるしく変化する難解なコ ンディション。気温も低く、雨足が強く路面はベッタリと濡れていたため全てのマシンが 午前のタイムを上回るタイムを出せず、午前中の結果がそのままの予選順位となった。
第3戦・総合予選正式結果 #40/5位(出走22台)。ベストタイム/1分36秒161
#41/10位(出走22台)。ベストタイム/1分36秒468
ドライバーズコメント
ビルドハイム選手
「昨日の公式合同テストで試した幾つかのセットアップに対する課題点 を今日の予選中にすべて解決することができ、最終的には満足できるセッティングに持っ ていけました。午後のセッションで午前を上回るタイムが出せないことは早い段階でわか っていたので、明日の決勝に向けていろいろなセッティングを試すことに専念しました。 明日の天候がどうであれ、いい結果が出せるようベストを尽くします。」

平中選手
「予選立ち上がりの調子が良かっただけに、10位という結果は非常に残念です。 明日の決勝で挽回できるよう、担当のエンジニアと細かくシュミレーションして臨むつも りです。セッティングはどんどんいい方向に向かっているので明日はとにかく冷静に走る ことに専念します。天候も不安定なようですが、そういうものすべてを味方につけるつも りで、精一杯ガンバリます。」


フォーミュラ・ニッポン 第3戦 <決 勝>
5月28日(日)・天候/曇?雨・コース/ドライ?ウエット・出走台数/22台
史上稀に見るスリリングな展開。
予選11位のビルドハイム選手はチームの総合力で ノーミスの2位表彰台!
平中選手は終盤にレインタイヤで果敢に勝負し結果11位完走。
予測不可能な天候に翻弄されたレース。各マシンのタイヤ選択で順位が変動する中、ビルドハイム選手は安定感のある走行で4位。
平中選手は中盤スピンを喫しリタイア。     
朝から降り続く雨で15分に短縮された午前中のフリー走行。各マシンとも決勝前のウォ ームアップ走行、決勝レース中のタイヤ交換を想定してのピット作業、スタート時のアン チストールシステムのテスト等の練習を行う程度に留めた。

決勝(5/28 14:35? COURSE/ドライ?ウェット 62周)
 午後になり雨足が弱まりコース状況はかなり改善されたが、路面は相変わらずのウエッ トコンディション。最後尾スタートのマシンがギャンブルともいえるスリックタイヤをチ ョイスしたのを除き、他のマシンはレインタイヤを装着しての決勝スタートとなった。
 当初から5分遅れの午後2時35分、いよいよ第3戦決勝が始まった。ビルドハイム、平 中選手ともにスターティンググリッドを大きく外すこと無く順調なスタートを切った。レ ースが経過してしばらくすると走行ラインが乾き始めスリックタイヤへの交換が急務とな ってきた。給油などタイヤ交換以外の要素を綿密に計算した結果、ビルドハイム選手は13 周目、平中選手は14周目にピットイン。アウトラップ以降の猛追を開始した。コース上の いたる所で目まぐるしく順位が変動する中、ビルドハイム選手は安定したハンドリングで 3位までポジションをアップ。さらに上位を目指し着実に周回を重ねていった。
 ほぼレースの折り返しとなる34周目、平中選手はセッティングのトラブルから惜しくも スピンを喫しリタイア。その後ビルドハイム選手も残り3周の所で驚異的に追い上げてき た本山選手にオーバーテイクを許し4位でレースを終えた。
第3戦・決勝正式結果 #40/4位完走(22台中)。ベストタイム/1分42秒256
#41/リタイア(34Lap )。ベストタイム/1分42秒571
ドライバーズコメント
ビルドハイム選手
「最後の最後でミスしてしまい順位をひとつ落としてしまいました。も う少し冷静であれば表彰台に乗れたことを思うと非常に残念です。今回のレースは週末を 通して路面コンディションが次々と変わり、予選も決勝もセッティングが難解でした。そ れでも様々なデータ収集ができたという収穫があり今後に生かせると思います。チャンピ オンシップを戦う上ではまだ射程圏内でチャンスは大いにあります。次の鈴鹿から始まる 中盤戦で、他を一気に引き離せるよう様々なシュミレーションとトレーニングをもって備 えたいと思います。」

平中選手
「今日のような雨のレースは得意だったのですが、朝からセッティングに苦しみ 決勝もずっとアンダーステアに悩まされていました。結果、フロントブレーキをロックさ せてしまい、マシンのコントロールを失いスピン。非常に残念でとても悔しい気分です。 今シーズン、まだチームのためにもポイントが取れていないので、気持ちを入れ替えてシ リーズ中盤戦に挑みます。」

吉田チーム監督コメント
「決勝は路面状況がウエットからドライ、またウエットへと変わる難しい展開で、両選手 ともウエットでの速さが足りませんでした。とくにビルドハイム選手はドライ状況でかな りいいタイムを出していただけに残念です。今日のような状況で、ウエットでもドライで も一定以上の速さを保てるセッティングの見極めが今後の課題となりました。
 今回、チームとして目標に遠く及ばない結果となってしまいましたが、まだシリーズは 序盤戦を終えたところ。日本のサーキットでの経験不足が不安要素だったビルドハイム選 手もこのレースで主なサーキットが経験でき、実力も証明されました。チャンピオン争い を見据えてドライバー、スタッフ一丸となって全力で挑みます。」