2005年 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン
第7戦 RACE REPORT
<第7戦・富士スピードウェイ>8月27日・28日
<観客動員数> 27日/10,200人・28日/21,000人
<TV放映> フジテレビ系列 8月28日 26時28分〜
DoCoMo TEAM DANDELION RACING
ドライバー(#1)
リチャード・ライアン
ドライバー(#2)
服部 尚貴
チーム代表 
村岡  潔
チーム監督
 吉田 則光
チーフエンジニア
#1 ロブ・アーノット/#2 中居 邦宏
HARD
シャーシ 
ローラB351
エンジン
無限 MF308 3000ccV8
エンジンメンテナンス
東名エンジン
通信機器 
NTT DoCoMo FOMA
MAIN SPONSOR
株式会社NTTドコモ
NTT DoCoMo
株式会社NTTドコモ関西
NTT DoCoMo関西
NTTドコモグループ
NTT DoCOMo Group
ドコモ・モバイルメディア関西(株)
DoCoMo Mobolemedia関西
SPONSOR
田中オートサービス
TANAKA
株式会社和光ケミカル
WAKOS
京都機械工具株式会社
KTC
山田辰株式会社
THE MAN SPIRIT
パーカル株式会社
PERCUL
株式会社親和
Rich
有限会社マジックスクエア
MAGICSQUARE
レカロ株式会社
RECARO
エイティーエス株式会社
ATS
株式会社ヤマタネ
YAMATANE
玉置商事株式会社
TAMAKI
日本電気株式会社
NEC
モトローラ株式会社
MOTOROLA
株式会社フュートレック
FUETREK
三菱電機株式会社
MITSUBISHI

フォーミュラ・ニッポン 第7戦 <予 選>
8月27日(土)  ・天候/曇  ・出走台数/15台
午前午後とも予選セッティングの方向性を瞬時に読み切ったライアン選手。
他の追随を許さず今季2度目のポールポジションを獲得。
服部選手は13番手からのスタート。


 台風一過の新生・富士スピードウェイ。8月27日・土曜日の予選は若干曇りがちで過ごしやすい1日となった。とくに午後の予選セッションを迎える頃には秋めいた風が吹きはじめ路面温度も2〜3度低下。終盤あたりには各ドライバーとも次々と自己ベストをマークするスリリングな展開となった。

公式予選1回目(10:15〜 45分間 COURSE/ドライ)
 セッション開始時点での気温は28度、路面温度は35度だったが、その後セッションが進むにつれ気温、路面温度ともに上昇しはじめた。開始直後は様子見だった各ドライバーとも10分過ぎあたりから次々とコースイン。セッション半ばでライアン選手がトップタイムをたたき出した。さらに残り10分を切ったところでニュータイヤに履き替え1分30秒142 をマークし、そのままトップポジションで午前中のセッションを終えた。服部選手は様々なセッティングを試しながら1分30秒844 の11番手。

公式予選2回目(14:15〜 45分間 COURSE/ドライ)
 お昼過ぎあたりから富士スピードウェイには涼しい風が吹きはじめセッション開始時点の気温は29度、路面温度は35度。ライアン・服部選手ともまずは中古タイヤでコースインし最終的なセッティングの確認を終え、早めにニュータイヤを装着してスタンバイ。残り20分を切ったところで最初のアタックに入った。ライアン選手は午前中に引き続き好調をキープし自らが出したトップタイムを数回塗り替えるアグレッシブな走りを見せた。そしてチェッカー目前で1分29秒372 をたたき出し、前回の富士に続き今季2度目のポールポジションを獲得した。服部選手は午前中のセッティングをさらに突き詰めてアタックを行ったが1分30秒252 のタイムで、決勝は13番手からのスタートとなった。

第7戦・総合予選正式結果 #1/1位。ベストタイム/1分29秒372
#2/13位。ベストタイム/1分30秒252
ドライバーズコメント
ライアン選手
「ここ数戦手こずっていたことを考えると、昨日からセッティングはいい方向に変更でき、いい結果が出せたと思います。とくに午後のセッションではアタック毎にトップタイムを更新でき本当に満足しています。このまま決勝レースでも好調をキープして、確実に優勝を狙っていきます。」

服部選手
「午前中のセッションは必ずしも悪くはなかったので、そこから調整していき、午後のセッションで結果を出したかったです。しかし、あまりうまくかみ合わず残念。明日のレースは有利な状態からのスタートではありませんが、今日の午後のうまく行かなかった部分をエンジニアとよく相談し、ベストを尽くせるよう頑張ります。」


フォーミュラ・ニッポン 第7戦 <決 勝>
8月28日(日)  ・天候/曇  ・出走台数/15台
予選好調のライアン選手は1ピット、服部選手はノーピット作戦で新生富士に挑む!
結果、ライアン選手は貴重な3Pゲットの4位。服部選手は入賞に僅かに届かず7位。
 新生富士スピードウェイでの初レース第4戦が豪雨の中で開催されたため、300kmのロングディスタンスをフルタンク130gの燃料でノンストップ走破するためのデータは各チームとも持ち合わせていない。各マシンがどの様なピット戦略で挑んでくるのか・・・チームの思惑で勝敗が大きく左右するレースとなった。
決勝(8/28 14:29〜 COURSE/ドライ 65周)
 第4戦の富士とは異なりレースはスタートからゴールまでドライコンディション。午後2時29分、前回スタートで失敗したライアン選手にとって緊張の瞬間を迎えた。シグナルがレッドからグリーンへ。ここでまず大波乱が起こった。フロントロー本山選手と7位トレルイエ選手のインパル勢2台がエンジンストールでピットに戻され、早くも周回遅れとなってしまったのだ。PPのライアン選手も出遅れ4位に後退、さらに松田選手にも攻め込まれオープニングラップは5位で通過した。服部選手は上位トラブルの影響でポジションキープの11位。3Lap 目でライアン選手は2台を一気にかわし3位、6Lap 目で片岡選手をパスし2位、続く7Lap 目でロッテラー選手をパスしトップに立ち、ここから後続を引き離しにかかった。
 レースはほとんどのチームがノーピット作戦を選択し進行していった。そんな中、唯一1ピット作戦で走るライアン選手はピットインまでに50秒近いマージンを稼がなければならない。タイヤを使い切りガンガンと走るライアン選手がピットインしたのは41周目。しかし2位ロッテラーとのタイム差は21秒しか開いていなかった。ピットロードの長い富士では32〜34秒プラス静止時間がタイムロスするため降位は確実。ライアン選手は速やかにガソリン補給とタイヤを交換、アウトラップを6位で復帰させ追撃を開始した。ラップ毎に1秒あまり上回るペースで追い上げたものの、スタート失敗の影響もあり4位まで追い上げるのがやっと。今季2回目の優勝はならなかった。
 結果的に今回のレース、上位マシンで1ピットだったのはライアン選手のみ。速さを追求するフォーミュラマシンのレースでありながら、耐久レースであるかのようなノーピット作戦をとるマシンが表彰台を独占したカタチとなってしまった。少なくともチャンピオンシップを争うマシンに関しては今後避けては通れない課題となるであろう。
 服部選手は予選13番手からのスタートと苦しんだが、ノーピット作戦を取り着実に順位を上げていった。最終ラップまで前車との激しいバトルを繰り広げたが、ポイント圏内にあと一歩届かず7位でフィニッシュした。

第7戦・決勝正式結果 #1/4位。ベストタイム/1分30秒866
#2/7位。ベストタイム/1分32秒172
ドライバーズコメント
ライアン選手
「昨日までは何もかもがうまく行き、レースを楽観視していただけに非常に残念です。決勝も予選と変わらずマシンの調子は完璧だったし、実際コース上で一番速く走っていました。前半は燃料が軽い分タイムを稼いで、後半にニュータイヤでさらに差をつける作戦だったのですが、他の車も思ったよりタイヤを傷めなかったのが予想外で思っていたほどアドバンテージがとれませんでした。とにかく今はショックで言葉も見つからない状態です。」

服部選手
「予選の結果が悪かったので、少しでも順位を上げて行こうと頑張ったのですが・・。後半は燃料の不安もあって思ったほどプッシュできなくなってしまいました。あと1台でポイント圏内だったので最後まで全力で前を追いかけたのですがね。ただ予選と比べるとマシンも決まっていて安心して走ることができました。」

チーム監督コメント
「服部選手に関しては予選の不調からすると随分改善して粘り強いレースを展開することができたと思います。ライアン選手は完全に勝てるレースだっただけに、この結果は非常に残念です。スタートで順位を落としてしまったこともあり、それを回復するのに時間がかかり想定していたほど2位以下との差を稼げなかったのが最後まで響きました。後半もニュータイヤ履くことで、もっと差をつけることができると踏んでのピットインだったのですが裏目に出てしまいました。ただライアン選手にはやはり抜群の速さがあることと、マシンの調子は完全にいい方向に決まってきているという手応えが感じられるレースでした。残り2戦は全力で挑みます。」