金曜日からの好天はこの日も続き、シーズンをしめくくる鈴鹿最終戦に2万6千人の観客が集結した。朝のフリー走行は満タン状態の挙動と燃費確認、ピットストップに重点を置き、タイムを意識せずデータ収集に努めた。
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| 決勝(11/7 14:34〜 COURSE/ドライ 46周) |
午後2時34分過ぎ、エンジン音が高まりレッドシグナルが消灯すると全車1コーナーをめがけてアクセルを踏み込んだ。ここで抜群のスタートを見せたPPスタートのライアン選手、首位を守った。服部選手もポジションを1つ上げて4位。ここまでドライバーズランキングトップのロッテラー選手はスタートで失速しほぼ最後尾まで後退。チームはインパル井出選手の動向を戦略的最重点ポイントに切り替えた。
前半はライアン選手と2位で同じくインパルのトレルイエ選手のマッチレースの様相となった。服部選手はロッテラー選手の動きを見てその前でピットアウトするため早めのピットイン(リアタイヤのみ交換)を行った。ライアン選手は予定通り19周目にピットロードに向かう。と、トレルイエ選手も同時にピットイン。タイヤ交換に手間取り僅かなタイム差でトレルイエ選手に先行を許してしまった。しかもトレルイエ選手は昨日の予選で温存していたニュータイヤを履き、アウトラップから圧倒的な速さを見せてライアン選手を突き放した。しかもライアン選手はタイヤ空気圧が思うように上がらず、各コーナーでマシンの底が路面に着いてしまうような状態となり、なかなかペースを上げることができなかった。
ライアン選手は終盤に入ってもペースが上がらず、3番手に浮上した井出選手に1周で約1秒ずつ差を詰められていった。そして残り3周を切った44周目の1コーナー。ライアン選手のスリップから抜け出た井出選手はイン側からオーバーテイクし2位に浮上した。これでライアン選手は3番手に後退。この間に圏外と思われたロッテラー選手が7番手まで浮上。しかも6番手の本山選手にコンマ1秒のところまで迫っていた。ロッテラーが6位で1ポイントを加算すればチャンピオンはロッテラー選手となる。ところが45周目のS字でロッテラー選手はコースアウト。結局そのまま7位でゴールする事になった。その後注目されたのがインパルのチームオーダーが発令されるかどうか。トップのトレルイエ選手が井出選手にポジションを譲れば、今度は井出選手がタイトルを獲得することになる。ライアン選手にとって一難去ってまた一難。しかし、インパル星野監督の決断はチームオーダー無し。その結果、井出選手は2位。ライアン選手が3位に入賞し、今年のドライバーズタイトルを獲得した。
服部選手は、タイヤ交換後マシンのバランスが急に変化しペースが上がらず10位でフィニッシュ。しかしここはベテランらしい走りでライアン選手をサポートしつつ、ファンを沸かせる走りを見せてくれた。
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| 第8戦・決勝正式結果 |
40/3位完走(16台中)。ベストタイム/1分49秒463 |
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41/10位完走(16台中)。ベストタイム/1分50秒133 |
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| 2004年ドライバーズランキング |
| リチャード・ライアン選手/1位。 服部尚貴選手/9位。 |
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| 2004年チームランキング |
| DoCoMo TEAM DANDELION RACING/3位。 |
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| ドライバーズコメント |
ライアン選手
「ドラマチックな一日を経験しました。最終的には笑って記者会見をすることができましたが、こんなにプレッシャーを感じたのは初めてです。この結果については
まずチームオーナーの村岡さん、そしてスポンサーのドコモとサポート企業の皆さん、エンジニアやスタッフ全員に感謝したいです。とにかくチームスピリットが素晴らしかったと思います。
そして最高のチームメイトである服部選手にも支えられ、3シーズン目でチャンピオンを取ることができとても嬉しいです。来期はこの速さを持ってF1を目指して行きたいと思っています。」
服部選手
「リチャード、本当におめでとう。彼は大きく成長したし、チームも総合力が格段に上がった。自分もそのためにダンディライアンに迎えられたし、よく貢献できたと思います。どんなに頑張っても結果がついてこないこともあるけど、僕たちは今日のような結果を残すことができた。最高に嬉しいです。
来年はチームタイトルを狙えるよう、さらに総合力を上げます。僕はもっといい位置に行きますから・・・。」
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| 村岡チーム代表コメント |
「去年初めて優勝することができ、今年はチャンピオンを狙っていたので、今日の結果は満足以外の何ものでもありません。私たちのチーム自体、他のチームとは違うプロセスでやってきましたし、ある意味肩ひじ張って名門と呼ばれるチームと戦ってきました。去年から2台体制にしたのが良い結果につながったと思います。私たちのチームは最初からチャンピオンを獲りに行こうというのではなく、一戦一戦で勝つことを目指してやってきました。リチャードをF1に送り出したいというのが私の意思ですし、本人も行きたいと思っています。そのためにも圧倒的な速さを証明したかったのです。そしてそれを証明するために常にポールポジションが欲しいと思っていまし、その1周を速く走れるクルマを作ることを目指してきました。レースになれば、あとはドライバーですから。
今回の最終戦もPPを取れたので、優勝を狙うようプッシュしろと言いたかったのですが、実はポイントを確実に取ってチャンピオンになろうというのが本音でしたね。カーナ
ンバー1、2が欲しいということにプライオリティーを置いていましたから。それにしても、思っていた以上に辛かったです。今度はチームタイトルを目指します。そのためにも
もうひとつ高いレベルの所で戦わなければならないと思っています。」
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