2004年 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン
第8戦 RACE REPORT
<第8戦・ツインリンクもてぎ> 10月23日・24日
<観客動員数> 23日/ 7,000人・24日/18,000人
<TV放映> フジテレビ系列 10月24日 26時10分〜
DoCoMo TEAM DANDELION RACING
ドライバー(40号車)
リチャード・ライアン
ドライバー(41号車)
服部 尚貴
チーム代表 
村岡  潔
チーム監督
 吉田 則光
チーフエンジニア
40ロブ・アーノット/41中居 邦宏
HARD
シャーシ 
ローラB351
エンジン
無限 MF308 3000ccV8
エンジンメンテナンス
東名エンジン
通信機器 
NTT DoCoMo FOMA
MAIN SPONSOR
株式会社NTTドコモ
NTT DoCoMo
株式会社NTTドコモ関西
NTT DoCoMo関西
株式会社NTTドコモ北陸
NTT DoCoMo北陸
株式会社NTTドコモ東北
NTT DoCoMo東北
ドコモ・モバイル株式会社
DoCoMo Mobile Inc
SPONSOR
田中オートサービス
TANAKA
株式会社和光ケミカル
WAKOS
京都機械工具株式会社
KTC
山田辰株式会社
THE MAN SPIRIT
パーカル株式会社
PERCUL
株式会社親和
Rich
有限会社マジックスクエア
MAGIC SQUARE
レカロ株式会社
RECARO
日本テレメディア株式会社
JTM
エイティーエス株式会社
ATS
株式会社ヤマタネ
YAMATANE
玉置商事株式会社
TAMAKI
日本電気株式会社
NEC

フォーミュラ・ニッポン 第8戦 <予 選>
10月23日(土)  ・天候/晴  ・出走台数/16台
予選1回目は前戦セパンでポールの服部選手がトップタイム。 
そして予選2回目、フロントローを死守したライアン選手、明日チャンピオンシップをかけ激走を誓う!

公式予選1回目(10:35〜 45分間 COURSE/ドライ)
 気温18度、路面温度26度と若干涼しいコンディションとなったセッション1回目。ライアン選手は昨日の公式合同テストで2番手のタイムを出したセッティングの確認と細部の詰めを行うためコースイン。走行中ギアボックスにトラブルが発生したが、その状況の中でもベストラップを塗り替えるほど好調ぶりを見せつけた。ただ、2セット目のタイヤでアタックを開始する頃には他車もタイムアップを果たしており、マシントラブルを抱えてのアタックではさすがに届かず、8位に終わった。
 服部選手は昨日の不調からセッティングを大きく変更。前戦セパンでポールポジションを奪った勢いをそのままにベストラップタイムをたたき出し予選1回目を終了した。
公式予選2回目(14:55〜 45分間 COURSE/ドライ)
 気温19度、路面温度22度と1回目に比べて路面温度だけが大きく下がった。ライアン選手はセッティングの最終確認のために中古タイヤで早めにコースイン。1回目でトラブったギアボックスの調整を行った。トップタイムを持つ服部選手もセッティングの微調整を確認しながら他車の動きを待った。そして開始25分過ぎ、万を持して両者ともに3セット目のタイヤでアタック。ライアン選手は渾身の走りを見せたものの、予選1回目でのセットアップ不足が災いしてわずかにポールには届かなかった。前戦に続きポールが期待された服部選手は、アタック中にコースアウトし9位に沈んだ。

第8戦・総合予選正式結果 40/2位(出走16台)。ベストタイム/1分36秒252
41/9位(出走16台)。ベストタイム/1分36秒652
ドライバーズコメント
ライアン選手
昨日の公式テストから調子がとてもよく、予選には自信を持って挑みましたが、1回目にギアボックストラブルが発生してしまいベストな状態で走ることができませんでした。インターバルにメカニックスタッフが素晴らしい仕事をしてくれたおかげで2回目にはマシンは完調したものの、1回目にセッティングを充分に詰めることができなかったのが影響してトップタイムには一歩届きませんでした。ポールを取れなかったのは不本意ですが、どうにか1列目は守れました。明日の決勝は落ち着いて行きます。」
服部選手
「昨日の公式テストではセッティングが決まらず、ブレーキにも問題を抱えていたのですが、スタッフとミーティングを重ねたのが功を奏して、予選1回目は気持ちよくトップ。2回目も自信を持って挑んだのですが、アタックラップでコースアウトしてしまいました。頑張りすぎ?もあるし、ブレーキも完全でなかったのも原因です。レース戦略 を練りに練って、明日ダブル上位フィニッシュを目指します。」


フォーミュラ・ニッポン 第8戦 <決 勝>
10月24日(日)・天候/晴 ・コース/ドライ ・出走台数/16台
スタートで遅れたライアン選手、終盤ロッテラー選手の猛追をかわし2位でゴール!
チャンピオンシップ奪取に望みを繋ぐ6ポイントを獲得。服部選手は途中リタイア。

 快晴の下での決勝日。朝方はかなり冷え込んだものの、徐々に気温も上がり絶好のレース日和となった。午前8時50分からのフリー走行では、フルタンクにおける燃費データやマシンのバランス確認が行われ決勝に向けての準備が着々と進められた。
決勝(10/24 14:34〜 COURSE/ドライ 55周)
 1周約 4.8kmのツイリンクもてぎを55周する決勝。距離と燃費の関係から他のサーキトのように無給油では不可能と考えるのが常識的なレースである。チームはライアン、服部両選手を早めにピットインさせる作戦を基本におき、幾つかのオプションを準備してレースに挑んだ。
 午後2時34分、レッドシグナルが点灯、消灯して決勝がスタート。抜群のダッシュを決めたのがインパルの2台。その井出選手、トレルイエ選手に先行を許したライアン選手は4番手でオープニングラップを終え、その後は2番手トレルイエ選手と3番手脇坂選手のバトル状況を冷静に様子見しながら周回を重ねてた。7周目にその両選手が接触コースアウトし戦線を離脱。労せずして2位に浮上したライアン選手は予定通り9周目に早めのタイヤ交換と給油を済ませ、一人先行する井出選手を追うことになった。しかしピットアウト後の3周ほど、無給油という大胆な戦略で走る野田選手に引っ掛かりタイムをロス。17周目には攻略に成功したが、その後なかなかペースを上げられなかった。
 服部選手も予定通り早めのピットインを済ませリードを築こうとしたが、同じく野田選手に前を阻まれパスしようとした際にスピン。リタイアとなってしまった。
 レース中盤以降は井出、ライアン、ロッテラーの順で膠着状態が続く。素晴らしい追い上げを見せたロッテラー選手がライアン選手の背後に迫り、20周以上にわたるテールtoノーズで観客を沸かせた。結果、ライアン選手は安定した走りでこの戦いを制し2位でレースを終えた。

第8戦・決勝正式結果 40/2位完走(16台中)。ベストタイム/1分39秒686
41/リタイア(Lap29)。ベストタイム/1分40秒418
ドライバーズコメント
ライアン選手
「いろんな出来事が起こったタフなレースでした。スタートはあまり良くなかったしマシンもパーフェクトではなかったけれど、2位でゴールできポイントが取れたことには満足しています。そしてチームがどんな状況にあっても諦めずに結果を出せることも証明できたと思います。終盤はロッテラー選手に追いつかれ、彼のマシンの方が速くて冷や汗ものでしたが、ブレーキングでミスしないよう落ち着くことだけを意識していました。最終戦鈴鹿は得意なサーキットですし、今までの結果を見ても僕が一番強いはず。有終の美を飾りチャンピオンになる自信があります。」


服部選手
「今回は珍しくトラブルが重なったレースでした。現在のフォーミュラ・ニッポンのように実力が接近している状況では、1セッションでも無駄にすると大きく出遅れてしまいます。野田選手を抜こうとしてスピンしてしまいましたが、野田選手に詰まらなくても先行車に追いつけるペースは難しかったもしれません。チームの戦略も良かったし、トラブルも完治していますが、基本となるセッティングをさらに検討していきます。」

吉田チーム監督コメント
 「優勝以外はあり得ないと挑んだレースだっただけに2位という成績は複雑な気持ちです。ロッテラー選手に迫られた難しい状況の中でライアン選手は良く守りきりましたし、最低限の結果を残すことはできたのですが、がっかりしているのもまた事実です。
 シリーズチャンピオンの争いはは今回表彰台の3人に絞られました。最終戦鈴鹿では我々チームとスポンサー、ファンのプライドをかけて、ライアン選手は優勝でチャンピオンを、服部選手も2位でのダブル表彰台を取りに行きます。」