2004年 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン
第7戦 RACE REPORT
<第7戦・セパンインターナショナルサーキット> 9月18日・19日
<観客動員数> 18/15,000・19日/18,000人
<TV放映> フジテレビ系列 9月19日 26時20分〜
DoCoMo TEAM DANDELION RACING
ドライバー(40号車)
リチャード・ライアン
ドライバー(41号車)
服部 尚貴
チーム代表 
村岡  潔
チーム監督
 吉田 則光
チーフエンジニア
40ロブ・アーノット/41中居 邦宏
HARD
シャーシ 
ローラB351
エンジン
無限 MF308 3000ccV8
エンジンメンテナンス
東名エンジン
通信機器 
NTT DoCoMo FOMA
MAIN SPONSOR
株式会社NTTドコモ
NTT DoCoMo
株式会社NTTドコモ関西
NTT DoCoMo関西
株式会社NTTドコモ北陸
NTT DoCoMo北陸
株式会社NTTドコモ東北
NTT DoCoMo東北
ドコモ・モバイル株式会社
DoCoMo Mobile Inc
SPONSOR
田中オートサービス
TANAKA
株式会社和光ケミカル
WAKOS
京都機械工具株式会社
KTC
山田辰株式会社
THE MAN SPIRIT
パーカル株式会社
PERCUL
株式会社親和
Rich
有限会社マジックスクエア
MAGIC SQUARE
レカロ株式会社
RECARO
日本テレメディア株式会社
JTM
エイティーエス株式会社
ATS
株式会社ヤマタネ
YAMATANE
玉置商事株式会社
TAMAKI
日本電気株式会社
NEC

フォーミュラ・ニッポン 第7戦 <予 選>
9月18日(土)  ・天候/晴  ・出走台数/16台
記念すべき海外初レースで服部選手が3年半ぶりのPPを獲得! 
ライアン選手も しっかり2位を確保。
チーム目標のダブル表彰台に向け、両者全開モードで決勝へ。

 
海外初公式戦となるマレーシア・セパンサーキット第7戦に向けて、公式合同テストが
9月17日に同サーキットで開催された。各ドライバーが初めてのサーキット走行というこ
とでいつもより慎重に周回を重ねているように見える中、服部選手2位、ライアン選手3
位で締めくくりその存在感をアピール。予選PP獲得に幸先の良いスタートを切った
公式予選1回目(10:00〜 45分間 COURSE/ドライ)
 気温31度、路面温度44度という暑さの中で始まり、なかなか動きだすマシンがないという状況の中、ライアン選手は開始約20分過ぎに昨日の公式合同テストのセッティングを確認と細部の詰めを行うためコースインした。主にウイングなどの空力を調整し2セット目のタイヤでアタック。スロー走行中のマシンやオーバーランなどもあって3番手で終了。
服部選手も路面状況を確認後、マシンバランスのセットアップを進め、2セット目のアタックでトップタイムを叩き出しそれを守り1位で第1セッションを終えた。

公式予選2回目(15:00〜 45分間 COURSE/ドライ)
 午後になると日差しはさらに強くなり気温36度、路面温度53度という厳しいコンディションとなった。真っ先にコースインしたライアン選手はセッティング確認のために中古タイヤで微調整を行った。服部選手はトップゆえに他車の動きを待つ戦略。開始30分過ぎ、
両者とも万を持して3セット目のタイヤでアタックし、ライアン選手は1番手、服部選手は4番手につけた。そしてセッション残り5分で最終アタック。まず服部選手が1番手のタイムをマーク。続くライアン選手のタイムアップを期待したが3セット目のタイムを更新できず2番手に。チーム初のフロントロー独占で予選を終えた

第7戦・総合予選正式結果 40/2位(出走16台)。ベストタイム/1分49秒072
41/1位(出走16台)。ベストタイム/1分49秒021
ドライバーズコメント
ライアン選手
「まず、PPの服部選手にはおめでとうと言いたいです。チームとしてもフロントローが独占でき満足のいく結果でした。今までのレースと違って、PPを獲ったチームメイトと競り合うということで、明日のレースはエキサイティングになるでしょう。狙うは1−2フィニッシュ。当然僕が前で。」

服部選手
「仲間のライアン選手が最大のライバルになることはわかっていました。セッティングのデータなども共有し、いいところをうまく利用し合ってほぼ同じタイムをマークすることができました。二人で頑張って作り上げたポジションだと思います。チームの総合力の高さが証明できとても嬉しいです。決勝については2スプリントレースなので、何の作戦もなしにポールから最後までもう全開で行くしかないと思っています。」


フォーミュラ・ニッポン 第7戦 <決 勝>
9月19日(日)・天候/曇、雨・コース/ドライ、ウエット・出走台数/16台
フルウェットで視界不良のファイナルスプリントを服部選手2位でフィニッシュ!
 ライアン選手、ピットスタートからの4位完走も、痛恨の接触ペナルティで9位に。

 朝から時折小雨が降る微妙な天候。フリー走行はコースの一部がウェットコンディションとなる複雑な路面状況の中で行われた。ライアン・服部選手はウェットタイヤ時のバランスを確認と、後半に路面が乾きはじめたところでスリックタイヤのテストを行ったが、路面はとても滑りやすく、決勝レースはセパン特有の難しいドライブになることが予想された。
ファーストスプリント決勝(9/19 11:03〜 COURSE/ドライ 20周)
 2スプリントレースとなるセパン第7戦。サーキット上空には厚い雲が立ち込め、時折パラッと雨が落ちてくる中、なんとかドライコンディションでのレースとなった。最初のレースとなるファーストスプリントはDoCoMo DANDELIONの2台がフロントローからのスタートで大いに期待がかかる。
 現地時間の午前11時3分、決勝スタート。ポールシッターの服部選手はまずまずのスタートを決めたが、先に飛び出したのは5番手スタートのロッテラー選手だった。ライアン選手はスタート時からエンジンが完調でなく5位で1コーナーに進入。そのままの順位でレースが進行。そして4周目の1コーナーで起こったエンジンブローによってグラベルへ
コースアウトしそのままリタイアしてしまった。
 服部選手は先行するロッテラー選手を追い続けるものの、抜き所の少ないセパンではなかなか隙を見つけられずそのまま2位でゴール。ファイナルスプリントを意識した慎重なレース運びに終始した。

第7戦・ファーストスプリント決勝正式結果 40/リタイア(4周目)。ベストタイム/1分54秒646
41/2位完走(16台中)。ベストタイム/1分53秒316
ファイナルスプリント決勝(9/19 14:03〜 COURSE/ウェット 27周)
 チームは約2時間のインターバルでライアン選手のエンジン交換という困難な作業を完了。そしてぎりぎりまでの調整により、ライアン選手はピットからのスタートとなった。
 サーキットは昼を過ぎても不安定な天候。結局、午後2時からのファイナルスプリントの前に激しいスコールが降り路面はフルウェットとなった。スタート直前に雨はやや小降りとなったものの、決勝レースは午後2時3分にスタート。激しいウォータースクリーンを巻き上げて1コーナーに進入する各マシン。トップのロッテラー選手はヘビーウェットの路面を巧みにドライブ。リードを徐々に広げていく展開となった。2番手の服部選手は安定した走りで2位をキープ、そのまま2位フィニッシュを決め初表彰台をゲットした。
 レースが進むにつれ次第に乾いていく路面の中を驚異的なラップタイムで周回を重ねていくロッテラー選手。そしてそれと同様のタイムをマークし続けたのがライアン選手である。ピットスタートとなったものの最後尾から着実に順位を上げ、15周目には5番手の松田選手をかわし前を行く井出選手に迫った。21周目、ライアン選手は最終コーナーで井出選手と接触、順位を上げることには成功したが、レース後に「1周減算とペナルティポイント1」のペナルティが課せられて結局このレース9位というリザルトとなった。

第7戦・ファイナルスプリント決勝正式結果 40/9位完走(16台中)。ベストタイム/2分09秒302
41/2位完走(16台中)。ベストタイム/2分12秒001
ドライバーズコメント
ライアン選手
「予想以上にタフなレースでした。第1スプリントでのエンジンブローから第2スプリントのスタートにかけて、チームの働きは素晴らしく、無事にコースへと送りだしてくれ、とても感謝しています。そのお陰でトップのロッテラー選手と同じペースで次々と順位を上げることができました。井出選手との接触は残念だったし、その結果も悔しく思っています。井出選手のイン側にブレーキングで飛び込み、優位なポジションでコーナーを迎えたつもりでしたが、結果的には接触となってしまいました。
 今回のレースはタフながら楽しめたし、どんな局面にあっても高いチーム総合力を持って挑むことができ満足しています。残り2戦で、MINE、セパンの不運を吹き飛ばし、必ずチャンピオンになってみせます。」

服部選手
「第1スプリントではスタートで前に行かれたものの、午後からのレースを見据え慎重なレース運びを意識しました。第2スプリントについては、雨が上がり始めた頃からマシンのセッティングがコースに合わなくなりオーバーステア気味に。最後まで走るのがやっとという状況でした。とは言うものの、私としてはチームに入ってから初めての表彰台獲得なので、これでまたステップをひとつ上がれたような気がします。後2戦、一番上を目指して頑張ります。今度こそダブル表彰台ですね。」

吉田チーム監督コメント
 「忙しい週末でした。金曜日から服部選手の調子がよく、ライアン選手もそれに負けないパフォーマンスを見せていました。予選では1−2ポジション獲得と、お膳立ては揃ったのですが、エンジンブローやスタートの遅れがあり、思うような結果を残すことができませんでした。
 このところ、予選の好調さを決勝で維持できないレースが続いており、応援してくださるファンの方にもフラストレーションをおかけしておりますが、チームは自分たちのやってきたことに自信を持ちながら、さらにチャレンジを忘れずに前進しています。残り2戦で必ずチャンピオンを取れるよう準備を進めます。ぜひご期待ください。」