2004年 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン
第6戦 RACE REPORT
<第6戦・MINEサーキット> 8月28日・8月29日
<観客動員数> 28日/ 8,000人・29日/22,000人
<TV放映> フジテレビ系列 8月29日 27時00分〜〜
DoCoMo TEAM DANDELION RACING
ドライバー(40号車)
リチャード・ライアン
ドライバー(41号車)
服部 尚貴
チーム代表 
村岡  潔
チーム監督
 吉田 則光
チーフエンジニア
40ロブ・アーノット/41中居 邦宏
HARD
シャーシ 
ローラB351
エンジン
無限 MF308 3000ccV8
エンジンメンテナンス
東名エンジン
通信機器 
NTT DoCoMo FOMA
MAIN SPONSOR
株式会社NTTドコモ
NTT DoCoMo
株式会社NTTドコモ関西
NTT DoCoMo関西
株式会社NTTドコモ北陸
NTT DoCoMo北陸
株式会社NTTドコモ東北
NTT DoCoMo東北
ドコモ・モバイル株式会社
DoCoMo Mobile Inc
SPONSOR
田中オートサービス
TANAKA
株式会社和光ケミカル
WAKOS
京都機械工具株式会社
KTC
山田辰株式会社
THE MAN SPIRIT
パーカル株式会社
PERCUL
株式会社親和
Rich
有限会社マジックスクエア
MAGIC SQUARE
レカロ株式会社
RECARO
日本テレメディア株式会社
JTM
エイティーエス株式会社
ATS
株式会社ヤマタネ
YAMATANE
玉置商事株式会社
TAMAKI
日本電気株式会社
NEC

フォーミュラ・ニッポン 第6戦 <予 選>
8月28日(土)  ・天候/曇  ・出走台数/16台
コース条件が良くなった予選2回目。ライアン選手、最終アタック中の黄旗で5連続
PPを逃し2位。服部選手も最終アタックでのベストタイムで僅差の中の8位で終了。
公式予選1回目(10:00〜 45分間 COURSE/ドライ)
 気温29度、路面温度35度だった開始時のコンジィションは、セッションが進むにつれて太陽が顔を出し、終了時には気温32度、路面温度41度にまで上昇した。ライアン選手はトップタイムで終えた昨日の公式合同テストのセッティングを入念に確認し、路面の状況を見極めながら細部の詰めを行い、早めに1セット目のニュータイヤでアタックに入った。その時点でトップタイムをマークし、他車の動きを待った。終了まで7分を切ったところで満を持しての最終アタックに。ところがタイミングが悪く他のマシンに引っ掛かってしまい、1セット目のタイムを上回ることはできなかった。
 服部選手も路面状況に合わせながらセッティングを確認。2セット目のアタックで9番手につけた。
公式予選2回目(13:45〜 45分間 COURSE/ドライ)
 空は曇り路面温度が多少下がった予選2回目。ライアン選手、服部選手ともに路面状況に合わせたセッティングの微調整を行う。ライアン選手はダウンフォースに少しの変更を加え3セット目でのアタック、午前中のタイムを上回りトップを確保した。一時他のマシンに先行されたが4セット目で15秒台をマーク。しかしながらトレルイエ選手がそれを上回り2番手に留まった。
 服部選手は確認走行中に雨粒を感じたため、雨中のアタックになるかもしれないとの想定からセッション中盤に3セット目を早めに使用した。しかし、その後雨が降り始めることもなく、最終アタックは時間ぎりぎりまで待つことになり、終了間際に4セット目でアタック。ベストタイムを計測するが、僅差の中の8位となった。

第6戦・総合予選正式結果 40/2位(出走16台)。ベストタイム/1分15秒829
41/8位(出走16台)。ベストタイム/1分16秒194
ドライバーズコメント
ライアン選手
「予選1回目2回目ともにイマイチのセッティングという感じでした。当然5連続のPPを狙っていましたが、果たせず残念です。決勝レースはできればアウト側のポジションからスタートしたかったのですが、レースラップには自信を持っているので期待していてください。気温自体はそれぼと高いわけではないのですが、湿度のせいか今年1番の暑さに感じます。集中力の勝負にもなりそうです。」

服部選手
「マシン自体の調子は悪くありません。もちろんまだまだ良くなる余地はありますが、5位から僕までの4台がコンマ1秒差という僅差でした。MINEのスタートでは混乱がよく起こるので、4列目というポジションは難しいスタートになると思います。まずスタートを完璧にキメて、その後は上手くレースをマネージメントできれば結果が付いてくるでしょう。ぜひともダブル表彰台を!」


フォーミュラ・ニッポン 第6戦 <決 勝>
8月29日(日)・天候/晴 ・コース/ドライ ・出走台数/16台
ファイナルラップの悪夢。
無給油・無交換でチェッカー目前のライアン選手にトレルイエ選手が危険行為で接触。
マシンは宙に舞い一回転し優勝が消滅!服部選手は10位。

 心配された台風の影響は接近速度が遅くなったことで回避された。そのために昨日以上のむし暑い決勝を迎えた。朝のフリー走行では、ライアン、服部選手とも決勝における様々な戦略を見越したシュミレーションを行った。

決勝(8/29 14:35〜 COURSE/ドライ 70周)
 午後2時35分、16台のマシンが正規のグリッドにつき決勝スタートが切られた。ライアン選手は抜群のスタートをみせた脇阪選手に先行を許し3番手に。服部選手もまずまずのスタート。レースはPPのトレルイエ選手が序盤から逃げる展開となり、2番手の脇阪選手とライアン選手は接近戦のまま周回を重ねていった。
 30周を終えたところでトップのトレルイエ選手がピットイン。給油とタイヤ交換を行い7番でコースに戻った。その2周後に2位の脇阪選手がピットイン。タイヤ交換だけを行って8番手復帰。ライアン選手はタイヤの消耗や他車の動きを総合的に判断し無給油・タイヤ無交換作戦を選択。そのまま走行を続けトップに立った。
 服部選手もピットインなしでレースを続行。一時はライアン選手1位、服部選手3位での周回もあったが、20秒台を安定して計測するライアン選手に対し、服部選手は後続とのバトルの影響もありタイヤに負担がかかってしまい、徐々に後退しはじめた。   
 ニュータイヤを履いたトレルイエ選手は残り10周というところで2番手に浮上し1周約1秒の速いぺースでライアン選手を追い詰めていった。残り5周で2台のテール・トゥ・ ノーズが始まった。トレルイエ選手は再三パッシングチャンスを狙ったが、ライアン選手の落ち着いたレース運びでガード、トップを譲らず。そしてファイナルラップの第1ヘアピンで悪夢が起きた。度重なるプッシュを阻まれてきたトレルイエ選手が強引にライアン選手のインを差し、2台はブレーキロックしたままコーナーに進入。ここでタイヤどうしが接触しライアン選手は宙に浮き上がり横に1回転してグラベルにストップ。チェッカー目前の戦線離脱で8位完走扱いとなった。
 服部選手もライアン選手同様に無給油・タイヤ無交換作戦でレースをマネージメントしたが10位完走に留まった。
 各チームの戦略が交錯する中、ダンディライアンの戦略は上手く機能していた。白熱したレースであったが、結果後味の悪いものとなってしまったことが誠に残念である。

第6戦・決勝正式結果 40/8位完走(16台中)。ベストタイム/1分19秒309
41/10位完走(16台中)。ベストタイム/1分20秒025
※JAF協議規則に従いDANDELION RACINGはトレルイエ選手所属TEAM IMPUL/代表 星野 一義に対しての抗議を大会審査委員会に提出。本抗議が受理トレルイエ選手は危険行為違反と判定され、競技結果から1周減算及びペナルティポイント2点が科せられた。
ドライバーズコメント
ライアン選手
悔しい。作戦は上手く行っていたしマシンも速かった。チームと相談し、様々なオプションを用意していたので、他車の動きに合わせて対応できる準備は整っていたし、実際ベストな戦略でレースを展開できていました。序盤から無理をせずに安定して速く走ることを心掛け、後半も20秒台をキープし、またコースも熟知していたのでトレルイエ選手のハードプッシュにも対応できる自信はありました。
 私とトレルイエ選手の緊迫したレースは、きっとファンの皆さまにはレースの醍醐味として伝わっていたはず。それだけに、あのような危険行為によって幕が降りたことは非常に残念に思います。」

服部選手
「レースの流れから、ピットストップ無しの戦略を選択しました。燃費よりもタイヤの消耗がつらくて特に中盤でのバトルの影響もあり、後半は大きくラップを落としてしまいました。一時はダブル入賞も手中にあっただけ残念です。リチャードはとてもいいレースをしていました。極限状態で戦うレースチームにとって、あのような終わり方は危険であるばかりか、応援してくださるファンやスポンサーの方々の期待を裏切ることにもなってしまいます。リチャードに大きな怪我が無かったことが幸いでした。」

吉田チーム監督コメント
 「今回は他車の動きに合わせて、2台とも準備した戦略の中からピットイン無しを選択しました。ライアン選手のラップタイムは安定して速く、トレルイエ選手に対するブロックも完璧で、優勝は目前でした。レース終盤の3周にかけてトレルイエ選手がライアン選手に数回当たっているのはモニターで見えていましたが、ライアン選手はフェアにその場をコントロールしていました。しかし、最終ラップでのあの接触はとても残念ですし、危険行為として怒りを覚えます。
 正式結果はモータースポーツ中央委員会による審議に委ねられることになりましたが、今後の日本トップカテゴリーを戦うチーム及びプロドライバーとして誇りを持ったフェアな戦いが行われることを願います。ライアン選手はとても強かったし、服部選手も辛いレースを走りきりました。次回セパンでは、我々の全てを投入して絶対に優勝を獲得してみせます。」