心配された台風の影響は接近速度が遅くなったことで回避された。そのために昨日以上のむし暑い決勝を迎えた。朝のフリー走行では、ライアン、服部選手とも決勝における様々な戦略を見越したシュミレーションを行った。
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| 決勝(8/29 14:35〜 COURSE/ドライ 70周) |
午後2時35分、16台のマシンが正規のグリッドにつき決勝スタートが切られた。ライアン選手は抜群のスタートをみせた脇阪選手に先行を許し3番手に。服部選手もまずまずのスタート。レースはPPのトレルイエ選手が序盤から逃げる展開となり、2番手の脇阪選手とライアン選手は接近戦のまま周回を重ねていった。
30周を終えたところでトップのトレルイエ選手がピットイン。給油とタイヤ交換を行い7番でコースに戻った。その2周後に2位の脇阪選手がピットイン。タイヤ交換だけを行って8番手復帰。ライアン選手はタイヤの消耗や他車の動きを総合的に判断し無給油・タイヤ無交換作戦を選択。そのまま走行を続けトップに立った。
服部選手もピットインなしでレースを続行。一時はライアン選手1位、服部選手3位での周回もあったが、20秒台を安定して計測するライアン選手に対し、服部選手は後続とのバトルの影響もありタイヤに負担がかかってしまい、徐々に後退しはじめた。
ニュータイヤを履いたトレルイエ選手は残り10周というところで2番手に浮上し1周約1秒の速いぺースでライアン選手を追い詰めていった。残り5周で2台のテール・トゥ・
ノーズが始まった。トレルイエ選手は再三パッシングチャンスを狙ったが、ライアン選手の落ち着いたレース運びでガード、トップを譲らず。そしてファイナルラップの第1ヘアピンで悪夢が起きた。度重なるプッシュを阻まれてきたトレルイエ選手が強引にライアン選手のインを差し、2台はブレーキロックしたままコーナーに進入。ここでタイヤどうしが接触しライアン選手は宙に浮き上がり横に1回転してグラベルにストップ。チェッカー目前の戦線離脱で8位完走扱いとなった。
服部選手もライアン選手同様に無給油・タイヤ無交換作戦でレースをマネージメントしたが10位完走に留まった。
各チームの戦略が交錯する中、ダンディライアンの戦略は上手く機能していた。白熱したレースであったが、結果後味の悪いものとなってしまったことが誠に残念である。
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| 第6戦・決勝正式結果 |
40/8位完走(16台中)。ベストタイム/1分19秒309 |
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41/10位完走(16台中)。ベストタイム/1分20秒025 |
| ※JAF協議規則に従いDANDELION RACINGはトレルイエ選手所属TEAM
IMPUL/代表 星野 一義に対しての抗議を大会審査委員会に提出。本抗議が受理トレルイエ選手は危険行為違反と判定され、競技結果から1周減算及びペナルティポイント2点が科せられた。 |
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| ドライバーズコメント |
ライアン選手
悔しい。作戦は上手く行っていたしマシンも速かった。チームと相談し、様々なオプションを用意していたので、他車の動きに合わせて対応できる準備は整っていたし、実際ベストな戦略でレースを展開できていました。序盤から無理をせずに安定して速く走ることを心掛け、後半も20秒台をキープし、またコースも熟知していたのでトレルイエ選手のハードプッシュにも対応できる自信はありました。
私とトレルイエ選手の緊迫したレースは、きっとファンの皆さまにはレースの醍醐味として伝わっていたはず。それだけに、あのような危険行為によって幕が降りたことは非常に残念に思います。」
服部選手
「レースの流れから、ピットストップ無しの戦略を選択しました。燃費よりもタイヤの消耗がつらくて特に中盤でのバトルの影響もあり、後半は大きくラップを落としてしまいました。一時はダブル入賞も手中にあっただけ残念です。リチャードはとてもいいレースをしていました。極限状態で戦うレースチームにとって、あのような終わり方は危険であるばかりか、応援してくださるファンやスポンサーの方々の期待を裏切ることにもなってしまいます。リチャードに大きな怪我が無かったことが幸いでした。」
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| 吉田チーム監督コメント |
「今回は他車の動きに合わせて、2台とも準備した戦略の中からピットイン無しを選択しました。ライアン選手のラップタイムは安定して速く、トレルイエ選手に対するブロックも完璧で、優勝は目前でした。レース終盤の3周にかけてトレルイエ選手がライアン選手に数回当たっているのはモニターで見えていましたが、ライアン選手はフェアにその場をコントロールしていました。しかし、最終ラップでのあの接触はとても残念ですし、危険行為として怒りを覚えます。
正式結果はモータースポーツ中央委員会による審議に委ねられることになりましたが、今後の日本トップカテゴリーを戦うチーム及びプロドライバーとして誇りを持ったフェアな戦いが行われることを願います。ライアン選手はとても強かったし、服部選手も辛いレースを走りきりました。次回セパンでは、我々の全てを投入して絶対に優勝を獲得してみせます。」
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