2004年 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン
第1戦 RACE REPORT
<第1戦・鈴鹿サーキット SUZUKA2&4RACE> 3月27日・28日
<観客動員数> 27日/20,000人・28日/34,500人
<TV放映> フジテレビ系列 3月28日 26時25分〜
DoCoMo TEAM DANDELION RACING
ドライバー(40号車)
リチャード・ライアン
ドライバー(41号車)
服部 尚貴
チーム代表 
村岡  潔
チーム監督
 吉田 則光
チーフエンジニア
40ロブ・アーノット/41中居 邦宏
HARD
シャーシ 
ローラB351
エンジン
無限 MF308 3000ccV8
エンジンメンテナンス
東名エンジン
通信機器 
NTT DoCoMo FOMA & PDC携帯
データーロガー
LAPCOM−VX/NTT DoCoMo仕様
MAIN SPONSOR
株式会社NTTドコモ
NTT DoCoMo
株式会社NTTドコモ関西
NTT DoCoMo関西
株式会社NTTドコモ北陸
NTT DoCoMo北陸
ドコモ・モバイル株式会社
DoCoMo Mobile Inc
SPONSOR
田中オートサービス
TANAKA
株式会社和光ケミカル
WAKOS
京都機械工具株式会社
KTC
山田辰株式会社
THE MAN SPIRIT
パーカル株式会社
PERCUL
株式会社親和
Rich
有限会社マジックスクエア
MAGIC SQUARE
ブリンプ株式会社
BLIMP/RECARO
日本テレメディア株式会社
JTM
エイティーエス株式会社
ATS
株式会社ヤマタネ
YAMATANE
玉置商事株式会社
TAMAKI
「異次元の男たち」時速300kmの協奏曲
2004年 フォーミュラ・ニッポン 日本最速の戦い、開幕!
●DoCoMo DANDELION <チーム新体制&チームドライバー>
2年目を迎えた「ドコモ・ダンディライアン」のドライバーズラインナップは、昨年に引続きリチャード・ライアン選手と服部尚貴選手。そして昨シーズン終盤からアドバイザーとして参加したロブ・アーノットをライアン選手専属のエンジニアに据え、中居邦宏とともにチーム2台体制で2004年フォーミュラ・ニッポンの頂点に挑む。

40/リチャード・ライアン 1979年8月8日生まれ 24歳
アイルランド出身。着実に結果を残すクレバーな若手ドライバー。
41/服部 尚貴  1966年6月13日生まれ 37歳。
国内トップフォーミュラ参戦14年目を迎える超ベテランドライバー。

フォーミュラ・ニッポン 第1戦 <予 選>
3月27日(土)  ・天候/晴   ・出走台数/15台
予選1回目でいきなり服部選手がコースレコード。ライアン選手も3位とチームの成長ぶりをアピール。
引続き2回目に挑むが接戦バトルに苦戦し僅差の7、9位に。
公式予選1回目(10:35〜 45分間 COURSE/ドライ)
 基本的なチーム体制には手を加えず、実質的なチームポテンシャルのかさ上げを図った今シーズンのDoCoMo DANDELION。予選1回目から早くもその積み重ねが開花したカタチとなった。
 予選開始から10分余りが経過したところでコースインしたライアン選手と服部選手。ま ずは最初のニュータイヤで予定していたメニューを確認しながら最終アタックに備えた。残り6分、服部選手、ライアン選手の順でコースイン。セクター1、セクター2とベストタイムを更新しながらタイムを削っていった。結果、2セット目のニュータイヤで服部選手が一気にコースレコードとなる1分44秒653 をマーク。ライアン選手も3位のポジションとまずまずの成績で1回目予選を終えた。
公式予選2回目(15:08〜 45分間 COURSE/ドライ)
 引き続きマシンは好調さをキープ。更なるタイムアップを目指していくつかのトライを行いセットアップ状況を確認した。タイミングを見極めて最終のアタックに向かったが、両選手とも午後からの気温、路面温度への微妙な対応が決まらず、この若干ズレが大きく順位を落とす原因となった。ライアン選手はアタック中のシフトミスで9位、服部選手は路面状況に車を合わせ切れず7位で予選を終了した。
第1戦・総合予選正式結果 40/9位(出走15台)。ベストタイム/1分44秒723
41/7位(出走15台)。ベストタイム/1分44秒558
ドライバーズコメント
ライアン選手
「予選2回目ではアンダーステアが残りセッティングには納得できなかったのですが、感覚的にはもっと上位に付けれると思っていました。アタックラップ中にシストミスをしてしまい上位に食い込めなかったのは残念です。明日の決勝は頭を切り替えて挑みます。」

服部選手
「予選2回目は路面状況があまり良くなく全体的にタイムアップの幅は小さいものだろうと思っていたのが誤算でした。他のマシンはコンマ5秒程のタイムアップを果たしており、このポジションになってしまいました。方向性は間違っていないと思うので、どこに原因があるのかさらに突き詰めなければいけないようです。」


フォーミュラ・ニッポン 第1戦 <決 勝>
3月28日(日) ・天候/晴 ・コース/ドライ ・出走台数/15台
ライアン選手、予期せぬ無線システムトラブルで、せっかく築いた2位との40秒のアドバンテージが水の泡に。
服部選手の無給油作戦も接触されて入賞を逃す結果に。

 金曜日の合同テストから続く好天。決勝日も突き抜けるような晴天となり午前8時55分にフリー走行がスタートした。決勝に向けてセッティングの微調整、ニュータイヤの皮剥き走行、そして勝負を分けるファクターとなる給油とタイヤ交換作業を淡々とこなした。
 結果はガソリン満タンでも速さを見せたライアン選手が2位、対する服部選手も無給油作戦の確認を行っての10位と、決勝でのチーム戦略が実行可能であることの確証を得た。
 ちなみに今シーズンの数少ないレギュレーション変更の一つとして上げられるのがピット作業にかかわる人員が7名に制限されたこと。タイヤ交換の省略、給油時間などのピット戦略いかんでは順位が大きく入れ替わる要因となる。
決勝(3/28 14:35〜 COURSE/ドライ 46周)
 気温18度、路面温度30度。注目の2004年開幕戦決勝がスタートした。9番グリッドからのライアン選手は好ダッシュを決め7位。無給油作戦の服部選手は猛進するライアン選手に進路を譲り8位でホームストレートに帰ってきた。
 トップグループが10周目あたりでピットインを開始すると、16周目でトップに立ったライアン選手。ファステストラップを刻みながらその差を一気に広げにかかり、20周目を過ぎた時点で2位小暮選手とのアドバンテージを40秒差にまで確保していた。ピット作業のロスタイムは22秒プラス静止時間と計算できるため、あと少しの43秒以上の差を確保できればアウトラップ時もトップでコースに復帰できる。チームの思惑どおり30周目以降にピットストップを予定していたライアン選手だったが、最終シケインでのミスをきっかけに緊急ピットインを決意。しかし無線システムの運用上のミスからライアン選手とピットクルー間の通話が断線しておりピット作業の準備が間に合わず、ライアン選手は40秒のタイムロスを喫し後方に沈むこととなった。
 ライアン選手に変わりトップに立った服部選手は当初の戦略どおりにタイヤ、ガソリンの省エネ走行で逃げ切りを狙う。しかし後方から追い上げる小暮選手、井出選手。33周目のシケイン、オーバースピード気味で飛び込んだ小暮選手は服部選手の側面に追突。そのアウト側から井出選手が進入し3台が横並びのままコーナーを立ち上がった。その際の接触によりホイールにダメージを負った服部選手は止むなくピットイン。タイヤ交換のみを行いコースに戻るも入賞間際の7位でレースを終えることとなった。
第1戦・決勝正式結果 40/8位完走(15台中)。ベストタイム/1分49秒746
  41/7位完走(15台中)。ベストタイム/1分48秒826
ドライバーズコメント
ライアン選手
「作戦は順調でマシンも速かったし、ピット作業は18秒台と早くできる事もわかっていた。ただ不測の事態が起こり大きなチャンスを逃してしまい実に悔しいです。この不運を糧に、チームスタッフと十分に協議して一層強いチームを作っていきたい。」

服部選手
「辛いレースだったけれど戦略は間違っていなかったし、上位も見えていただけに接触によるトラブルは残念。ただチームは速いクルマと戦略を準備してくれたし、僕もそれに応えられたレースだったと思います。2週間後のもてぎ合同テストでさらに磨きをかけて、次回のレースに挑みます。」

チーム監督コメント
 「ライアン選手との交信が断線したことは、早急に状況を分析して手を打たなければなりません。さらにこういった不測の事態への対応に甘い点があることが露見したことへの
対応もさらに突き詰めて行きます。
 服部選手の無給油作戦は上手く行ってただけに接触は残念です。マシンとドライバーの速さには自信があるので、レース戦略とピット作業の見直しを急務に次戦へ臨みます。