2003年 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン
第7戦 RACE REPORT
<富士スピードウェイ 8月30日・31日>
観客動員数:30日/ 6,300人、31日/28,100人
TV放映日:フジテレビ系列 8月31日 26時10分〜
DoCoMo TEAM DANDELION RACING
ドライバー(40号車)
リチャード・ライアン
ドライバー(41号車)
服部 尚貴
チーム代表 
村岡  潔
チーム監督
 吉田 則光
HARD
シャーシ 
ローラB351
エンジン
無限 MF308 3000ccV8
エンジンメンテナンス
東名エンジン
通信機器 
NTT DoCoMo FOMA & PDC携帯
データーロガー
LAPCOM−VX/NTT DoCoMo仕様
MAIN SPONSOR
株式会社NTTドコモ
NTT DoCoMo
株式会社NTTドコモ関西
NTT DoCoMo関西
株式会社NTTドコモ北陸
NTT DoCoMo北陸
SPONSOR  
ドコモ・モバイル株式会社
DoCoMo Mobile Inc
SPONSOR
田中オートサービス
TANAKA
株式会社和光ケミカル
WAKOS
京都機械工具株式会社
KTC
山田辰株式会社
THE MAN SPIRIT
パーカル株式会社
PERCUL
株式会社親和
Rich
有限会社マジックスクエア
MAGICSQUARE
ブリンプ株式会社
BLIMP/RECARO
日本テレメディア株式会社
JTM
エイティーエス株式会社
ATS
株式会社ヤマタネ
YAMATANE
株式会社ソフトクリエイト
SOFT CREATE
玉置商事株式会社
TAMAKI
有限会社イマックス
IMAX
株式会社イエローコーン
YELLOW CORN
公式合同テスト 8月29日(金) WEATHER/晴 COURSE/ドライ
 今回のレース後、改修のために約1年半サーキットを閉じる富士スピードウエイ。まさにラストダンスとなった第7戦の公式合同テストが金曜日に開催された。
 第2戦でのデータをもとにセッティングで走る2台のうち、1回目の後半に服部選手のマシンにギアのトラブルが出た。3速から2速へのシフトダウンに問題が起こり、やがて 全体の調子が不調になり服部選手のタイムに影響を及ぼした。ライアン選手は順調にテス
トを消化した。
公式合同テスト計測総合結果 #40/5位。ベストタイム/1分19秒518
#41/14位。ベストタイム/1分20秒606

フォーミュラ・ニッポン 第7戦 <予 選>
8月30日(日)  WEATHER/曇  出走台数/18台
予選1回目、好調ライアン選手は5周目にスピン。挽回の2回目、最終アタックで
 表彰台間近の4位を確保。服部選手はマシントラブルを抱えながらも10位につける。

1回目公式予選(10:00〜 45分間 COURSE/ドライ)
 セッション1回目のスタートは午前10時。開始早々に飛び出したライアン選手はすぐさ ま上位タイムをマークした。そして本格的なアタック体制に入った5周目、Aコーナーで 勢い余ってコースアウト。グラベルに捕まり自力でのコース復帰ができず僅か4周で予選 1回目を終えた。
 服部選手はコースインしようとしたピットロードで突然エンジンがストップ。一旦マシンをピットに戻し再スタートを切ろうとしたが直ぐにエンジンが掛からず、結局20分程タ イムをロスしてしまった。原因はコンピューターのトラブルでマシンのコンディションに影響を与えてしまい、再スタート後も思うようにタイムを伸ばすことはできなかった。

2回目公式予選(14:00〜 45分間 COURSE/ドライ)
 気を取り直して挑んだライアン選手の予選2回目。1回目の走行不足を取り戻そうと前半から集中的にアタックを行ったが、やはり走行不足の影響からかトップ本山選手にはコンマ4秒差と若干溝を開けられてしまった。2番手のトレルイエ選手とは僅かコンマ1秒差。ポジションも4番手と、グリッド2列目からのスタートで優勝争いに充分食い込めるポジションを確保した。
 服部選手はこのセッションでも再び同様の症状が現れてしまったが、1回目よりコースコンディションが悪いせいで各車タイムが伸び悩んでいる中、服部選手は1回目よりタイムアップを果たし10位につけた。
第7戦総合予選正式結果 #40/4位。ベストタイム/1分18秒185
#41/10位。ベストタイム/1分18秒778
ドライバーズコメント

ライアン選手
「1回目の走行不足が影響し、2回目は予想以上にマシンのセットアップに時間が取られてしまいました。1回目の失敗を挽回しようと猛烈にプッシュしましたが、ポールポジションを獲得するためには、やはり45分だけでは時間が足りませんでした。ただ、マシンはいい感じに仕上がっているので、明日は充分に期待していただいてもいいと思います。」

服部選手
「マシンのバランスは良くなってきましたが、公式走行から抱えているギアトラブルが解消できず、納得のいくタイムを出すことができませんでした。このコースは得意だし、今回がサーキット閉鎖前最後のレースになるので、記憶に残るレースにしたいと思っています。」


フォーミュラ・ニッポン 第7戦 <決 勝>
8月31日(日)  WEATHER/曇、雨  出走台数/18台
雨に強いライアン選手、突然の1コーナー大雨でたまらずコースアウト。ベストラップ
直後の自滅だけに残念!ベテラン服部選手はサバイバルレースを走り抜き9位完走!

 午前9時からのフリー走行はハーフウエットのコンディションで開始された。セッションが進むにつれてライン上は乾き始め、多くのドライバーがスリックタイヤに履き替えはじめた。そんな滑りやすいコンディションの中でライアン選手はトップタイムをマーク。
好調ぶりを強烈にアピールした。

決勝(13:59〜 COURSE/ドライ&ウエット 61周)
 フリー走行時から一時的に降り始めた雨も一旦回復し、路面は完全なドライコイジィションとなったが、決勝スタートが始まる頃にはサーキット上空を真っ黒な雲が覆い、パラパラは雨が降り始めては止むという不安定なコンディションとなった。
 午後1時59分、決勝がスタート。ライアン選手はスタートのタイミングは良かったものの、上位車に前を塞がれるカタチとなりポジションを1つ落としてしまった。その後、遅い土屋選手に猛烈なプッシュを続け、13周目のBコーナーでオーバーテイクし4位を奪回した。9周目にはベストラップをマークし追い上げモード全開となったライアン選手。ところが10数周あたりからコース上に局地的な雨が降り始めた。とくに1コーナーから100Rまでの前半区間が濡れだし、ライアン選手がまず最初の餌食となってしまった。14周目、1コーナーでコースアウト。マシンには大きなダメージはなかったものの、グラベルに捕まり無念のリタイアとなった。
 服部選手はスタートでホイルスピンをさせてしまい15番手に後退。局地的な雨で数多くのマシンがコースアウトする中、確実に周回を重ね一時はポイントゲット直前の7番手まで浮上。そして26周目に金石選手がクラッシュしたところでピットイン。ハーフウエットの状態ではタイヤの磨耗も少なく、逆に滑りやすい路面を冷えたタイヤで走る方がリスクが大きいと判断し、タイヤ交換を行わず給油のみでコースに復帰した。この作戦でタイムロスを最小限に抑えた服部選手であったが、レース後半、公式走行から続いていたギアトラブルが再び発生。ペースダウンは避けられず最後尾へと後退した。しかしながらこのサバイバルレースをベテランならではの技術と判断力でシングル9位で完走を果たした。
第7戦・決勝正式結果 #40/リタイア(Lap14)。ベストタイム/1分20秒875
#41/9位。ベストタイム/1分21秒676
ドライバーズコメント

ライアン選手
「今回のような滑りやすいコースコンディションは得意だったし、自信もあったのですが、突然降りだした雨にコースコンディションが予想以上に変化していてスピンしてしまいました。完全な自分のミスだけに非常に悔しい思いです。チームはマシンを勝てる状態に仕上げてくれています。次戦から連勝するつもりで頑張ります。


服部選手
「スタートの失敗は痛かったですが、前半はマシンの状態も良く、ポジションアップの手応えはありました。ただ、レース中盤になって今週ずっと抱えていたギアのトラブルがまた出てしまい、マシンをコントロールするのが非常に難しい状態でした。マシンのバランス自体は良い方向に向かっていただけに残念です。」

吉田チーム監督コメント
 「ライアン選手自身がコメントしているように、マシンの状態は非常に良く、とくに得意としている雨のレースとなったことで、自信が過信となってしまったようです。服部選手はこのレースウイークを通してギアトラブルが発生してしまいました。サバイバル戦となった過酷な状態で生き残ることができたのは、やはり服部選手だからでしょう。タイヤ交換なしでいけると判断できたのもベテランならでは。マシンのバランスは良い方向に向かっているので、後はギアの問題を徹底的に追求していくだけです。」