2003年 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン
第5戦 RACE REPORT
<鈴鹿サーキット 7月5日・6日>
観客動員数:5日/10,000人、6日/24,000人
TV放映日:フジテレビ系列 7月6日 26時27分〜
DoCoMo TEAM DANDELION RACING
ドライバー(40号車)
リチャード・ライアン
ドライバー(41号車)
服部 尚貴
チーム代表 
村岡  潔
チーム監督
 吉田 則光
HARD
シャーシ 
ローラB351
エンジン
無限 MF308 3000ccV8
エンジンメンテナンス
東名エンジン
通信機器 
NTT DoCoMo FOMA & PDC携帯
データーロガー
LAPCOM−VX/NTT DoCoMo仕様
MAIN SPONSOR
株式会社NTTドコモ
NTT DoCoMo
株式会社NTTドコモ関西
NTT DoCoMo関西
株式会社NTTドコモ北陸
NTT DoCoMo北陸
SPONSOR  
ドコモ・モバイル株式会社
DoCoMo Mobile Inc
SPONSOR
田中オートサービス
TANAKA
株式会社和光ケミカル
WAKOS
京都機械工具株式会社
KTC
山田辰株式会社
THE MAN SPIRIT
パーカル株式会社
PERCUL
株式会社親和
Rich
有限会社マジックスクエア
MAGICSQUARE
ブリンプ株式会社
BLIMP/RECARO
日本テレメディア株式会社
JTM
エイティーエス株式会社
ATS
株式会社ヤマタネ
YAMATANE
株式会社ソフトクリエイト
SOFT CREATE
玉置商事株式会社
TAMAKI
有限会社イマックス
IMAX
株式会社イエローコーン
YELLOW CORN
公式合同テスト 7月4日(金) WEATHER/曇 COURSE/ドライ
 第5戦・鈴鹿のレースウイークに開催された第8回公式合同テスト。7月4日金曜日は前夜の豪雨もやみ、朝から晴れ間が覗く上天気となった。午前中1回目のセッションは路面が雨で洗われたややスリッピーなコンディションとなり、各ドライバーとも慎重に周回を重ねた。好調ライアン選手は2位、服部選手は15位の結果。午後からの2回目のセッションではサポートレース等で路面のグリップも回復し、セッション半ばには多くのドライバーがタイムを更新した。そんな中、ニュータイヤを装着したライアン選手は11周目に1分47秒278 をマークし一時トップに立った。しかし残り3分余りとなったところで本山選手にかわされ惜しくも2番手の結果に終わった。
公式合同テスト計測総合結果 #40/2位。ベストタイム/1分47秒278
#41/15位。ベストタイム/1分48秒603

フォーミュラ・ニッポン 第5戦 <予 選>
7月5日(土)  WEATHER/雨、曇  出走台数/18台
  前戦表彰台のライアン選手、勢いをそのままに予選1回目でトップタイムをマーク!
 予選2回目、両選手とも最終アタックでミスしライアン選手3位、服部選手は15位。
1回目公式予選(10:40〜 45分間 COURSE/ウエット)
 予選1回目開始の約2時間前から降り始めた雨。路面は完全なウエットで各チームともレインタイヤでコースインした。午後からの予選2回目も雨になる可能性があるため、各ドライバーともまずはここでタイムを出しておきたいところ。終盤に赤旗中断があり、予選が再開された頃には雨足も弱まりコース上の水の量は少なくなった。ここでベストタイムを更新したライアン選手。ただ一人2分05秒台を叩き出しトップに立った。
2回目公式予選(14:30〜 45分間 COURSE/ドライ)
 正午頃から天候は回復し、予選2回目は完全なドライコンディションとなった。そのため各マシンともにこのセッションでスリックタイヤ4セットを使っての熾烈なタイムアタック合戦となった。予選1回目にトップタイムを奪ったライアン選手もまずまずの滑り出しを見せ、残り10分を切ってから4セット目を装着し最終アタックに入った。しかしアウトラップ時、アタック中の他車にコースを譲った際に拾ったタイヤカスで思うようにタイムを上げることができず、惜しくも3番手となった。
 服部選手はウエットの予選1回目では14番手と低迷。ドライとなった2回目では1セット目のタイヤでまずまずの手応えを掴んだもののギアトラブルが発生。不完全燃焼のまま予選を終えた。

第5戦・総合予選正式結果 #40/3位(出走18台)。ベストタイム/1分47秒153
#41/15位(出走18台)。ベストタイム/1分49秒005
ドライバーズコメント

ライアン選手
1回目はアタック中に黄旗が出たり赤旗になったりして対応に苦労しました。赤旗後はチームと相談して最後まで待ち、そこからプッシュしたらトップタイムが出ました。2回目もセットはすごく良かったのですが、最終コーナーでシフトアップのタイミングをミス。クルマは完璧だったのでPPを取れなくて残念です。」


服部選手
「セッティングはかなり良い状態です。デグナーでギアがロックし、スピンしてしまいました。決勝は気持ちを切り換えて頑張ります。」


フォーミュラ・ニッポン 第5戦 <決 勝>
7月6日(日)  WEATHER/雨、曇  出走台数/18台
マシンのセットも、ドライバーのアタックも、作戦やタイミングもすべて揃った
第1ヒート。ライアン選手、トップでゴールし第2ヒートのポールポジション獲得!
 フォーミュラ・ニッポン初の試みである2ヒート制による決勝となった第5戦・鈴鹿。第1ヒートの順位がそのまま第2ヒートのグリッド順となり、最終的順位は第2ヒートの結果を採用。レース中に燃料補給やタイヤ交換のない掛け値なしのスプリントレースである。
第1ヒート(11:24〜 COURSE/ウエット 18周)
 午前8時からのフリー走行が行われるころには雨は本降りとなり、第1ヒート開始直前まで降り続いた。そのため18周の第1ヒートはウエットコンディションの中で行われることになった。
 第1ヒートのスタート、予選3番手のライアン選手が本山選手をパスし2位に浮上。いきなりトップ土屋選手との序盤勝負に持ち込んだ。雨の予選1回目でトップタイムをたたき出したライアン選手は激しく土屋選手をプッシュし抜き所を模索。5周目のスプーンコーナー2つ目でクリップにつけなかった土屋選手のインに飛び込み、見事にトップに躍り出た。パスしたあとは水を得た魚のようにグングンと土屋選手を引き離していった。後半はペースをコントロールする余裕すら見せ、そのままトップでチェッカー。第2ヒートのポールホジションを獲得した。
 マシントラブルで予選15位に低迷した服部選手は、ウエットコンディションの中、思うようにペースを上げることができず15位の結果。
第5戦・第1ヒート結果 #40/1位(出走18台)。ベストタイム/2分08秒333
#41/15位(出走18台)。ベストタイム/2分10秒805

死角なしのライアン選手、ポールtoウィンで待望の初優勝! タイトル争いに名乗り。
追う本山、逃げるライアンの見応えあるレース展開で、大観衆を最後までクギ付け!
第2ヒート(15:04〜 COURSE/ドライ 25周)
 25周の第2ヒートは天候が回復し一転してドライコンディションで行われた。スタートでホールショットを決めた絶好調ライアン選手。レース序盤、後方で2番手争いをしている隙に一時トップ独走体制を築いた。その後本山選手が2番手争いから抜き出ると、徐々にその間隔を詰められ、残り数周で遂にテールtoノーズに持ち込まれた。がしかし、見事現在シリーズランキングトップの本山選手を振り切り、ポールtoウィンを達成。チームにとっても、ライアン選手にとっても嬉しい嬉しい初優勝となった。
 服部選手は前半5番手を先頭に続く大集団の中でポジションアップのチャンスを狙い、11周目に3台のマシンが立て続けにリタイアを喫したのを期に、シュワガー選手、五十嵐選手をかわし8番手にポジションを上げた。レース序盤からアクセルにトラブルを抱え万全の状態ではなかったもののシングルポジションを獲得。レース中、DoCoMo製無線で他車クラッシュによるコース状況などをピットに報告し、ライアン選手、そしてチームの初優勝に大きく貢献した。
第5戦・第2ヒート結果 #40/優勝(出走18台)。ベストタイム/1分50秒563
#41/8位(出走18台)。ベストタイム/1分52秒372
ドライバーズコメント

ライアン選手
「まずは、スポンサーの協力とチームの努力に感謝したいです。とにかく、嬉しい! 第1ヒートがウエットレースとなり僕にはアドバンテージになりました。途中ブレーキング等に若干の問題が起こりましたが、最初にマージンを稼げたのでエンジンやギアボックスをセーブして走ることができました。第2ヒートは最終ラップまで本山選手の追い上げで集中力が途切れないように気を付けていました。突然いなくなったのはまるでドラマのようでした。」

服部選手
「第2ヒートはフィーリングも良く、手応えはあったのですが、序盤にアクセルトラブルが発生して思うように走ることができない状態でした。ともあれ、今回はライアン選手、DoCoMo DANDELIONが初優勝を飾り最高の気分です。私もこの上昇ムードに乗り遅れないよう、次戦から一層の頑張り、チームの躍進に貢献したいと思います。」

村岡チーム代表コメント
 「勝った瞬間は『長かったな』と思いました。今年はライアン選手の成長、イギリスからエンジニアを招聘、ベテラン服部選手の加入など、いろんな意味でチームに足りない部分が補えることができ、これらがこの嬉しい結果を呼び込んだのだと思います。第2ヒートの本山選手と猛追については、何周かウォッチして両方の特徴を確認することができたので、比較的安心して見ていられました。これでようやくトップチームの背中がみえたかなと思っています。次のSUGOではダブル表彰台を狙います。」