朝から夏空の広がったツインリンクもてぎ。14のコーナーが連続するテクニカルコースで、タイヤとブレーキ、そしてギアに厳しいレースとなる。午前9時40分からのフリー走行では両選手ともブレーキ、ギアボックスの調整を入念に確認した。
|
| 決勝(14:33〜 COURSE/ドライ 55周) |
気温25度、路面温度は37度まで上昇し汗ばむ陽気となった第4戦ツインリンクもてぎ。午後2時33分に決勝がスタートした。両選手ともスタートに失敗。数台に抜かれそのまま厳しいレースになると覚悟したオープニングラップではあったが、第3コーナー付近で後方3台を巻き込むクラッシュが発生。レースは赤旗中断され再スタートが切られることになった。
2回目は両選手ともまずまずのスタートを決めポジションキープのまま序盤戦に突入した。上位の3台より遅いペースの4番手道上選手に押さえられ、両選手ともペースが上がらない。抜きにくいコースだけに我慢の走りが続く。そして10周目に本山選手がピットインしたのを皮切りにほとんどの選手が16周目までにピットストップを済ませた。服部選手も15周目にピットインし再び道上選手の後ろにつけた。
一方ライアン選手はタイヤ交換を済ませた他車のタイムがアウトラップ後数周しかタイムアップしないのを確認すると、ニュータイヤの効果は薄いと判断しピットインを遅らせる作戦に出た。燃料が減った軽いマシンでタイムを稼ぎ、26周目にピットイン。チームの思惑どおり道上選手の前でコースに復帰することができた。その後ライアン選手5番手、服部選手7番手のポジションのまま小康状態がしばらく続いた。
40周目、松田選手のスピンでセーフティーカーが導入。隊列走行が4周続いたが、なんとこの間に本山選手、そして再開直後に土屋選手と上位のマシンがスピン。これによりライアン選手は3番手に浮上。その後2番手井出選手にテールtoノーズでポジション争いを展開した。オーバーテイクポイントの少ないもてぎのコースでかわすまでには至らなかったが、昨年のSUGO以来、チームにとってもライアン選手にとっても2度目の表彰台を獲得。
服部選手はセーフティーカー導入直前にシフトレバーが外れてしまうトラブルが発生。通常ならばこのままリタイアともなるほどのトラブルであったが何とか完走を果たした。終盤でのロッテラー選手とのオーバーテイクバトルといい、ベテランならではテクニックで意地と貫祿を見せつけたレースであった。
|
| |
| 第4戦・決勝正式結果 |
#40/3位(出走18台)。ベストタイム/1分40秒144
|
| |
#41/11位(出走18台)。ベストタイム/1分40秒808 |
|
|
| ドライバーズコメント |
|
ライアン選手
「1回目スタート直後の赤旗は順位を下げていただけに本当にラッキーでした。レース前半は道上選手にペースを押さえられていたため、ピットインのタイミングを遅らせポジションアップに成功しました。後半はハードプッシュを続けましたがやはりこのコースはパッシングが困難。ライバル達の脱落は自分にとってこのレース2つ目のラッキーでした。」
服部選手
「最初のスタートは大失敗。2回目はまずまずでピットイン後も上位をキープできました。終盤シフトレバーのリンケージが緩みギアが入りにくくなってしまいました。ロッテラー選手に一度かわされた時もこのトラブルでシフトチェンジができなかったためです。その後はワイヤーを引っ張ってシフトチェンジをしていました。自分としては残念な結果でしたがマシンの調子は上向き。次のレースで頑張ります。」
|
| 吉田チーム監督コメント |
「ライアン選手の表彰台は上位が脱落してくれたラッキーな一面もありますが、接戦を粘り強く走った成果でもあります。公式合同テストで「速い」印象があっただけに、予選の順位がイマイチです。服部選手は上位につけていただけにトラブルは非常に残念。あの状態で完走できたのは、さすがベテラン。マシンも確実に進歩しているので、次に期待したいです。」
|