2003年 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン
最終戦 RACE REPORT
<鈴鹿サーキット 11月1日・2日>
観客動員数:1日/12,000人、2日/28,000人
TV放映日:フジテレビ系列 11月2日 24時35分〜
DoCoMo TEAM DANDELION RACING
ドライバー(40号車)
リチャード・ライアン
ドライバー(41号車)
服部 尚貴
チーム代表 
村岡  潔
チーム監督
 吉田 則光
チーフメカニック
中居 邦宏
HARD
シャーシ 
ローラB351
エンジン
無限 MF308 3000ccV8
エンジンメンテナンス
東名エンジン
通信機器 
NTT DoCoMo FOMA & PDC携帯
データーロガー
LAPCOM−VX/NTT DoCoMo仕様
MAIN SPONSOR
株式会社NTTドコモ
NTT DoCoMo
株式会社NTTドコモ関西
NTT DoCoMo関西
株式会社NTTドコモ北陸
NTT DoCoMo北陸
ドコモ・モバイル株式会社
DoCoMo Mobile Inc
SPONSOR
田中オートサービス
TANAKA
株式会社和光ケミカル
WAKOS
京都機械工具株式会社
KTC
山田辰株式会社
THE MAN SPIRIT
パーカル株式会社
PERCUL
株式会社親和
Rich
有限会社マジックスクエア
MAGICSQUARE
ブリンプ株式会社
BLIMP/RECARO
日本テレメディア株式会社
JTM
エイティーエス株式会社
ATS
株式会社ヤマタネ
YAMATANE
株式会社ソフトクリエイト
SOFT CREATE
玉置商事株式会社
TAMAKI
有限会社イマックス
IMAX
株式会社イエローコーン
YELLOW CORN
公式合同テスト 10月31日(金)WEATHER/晴 COURSE/ドライ
 今回の最終戦・鈴鹿予選では、フォーミュラ・ニッポン公式戦で5年振りとなるスペシャルステージが復活した。午前の予選で上位6位に入り、午後からのスペシャルステージへの進出を果たすべく、熱い戦いが繰り広げられる。
 そして前日の金曜日に実施された公式合同テストでは、ライアン選手は期待通りの総合2番手。そして服部選手も一部区間タイムでトップ本山選手を上回るパフォーマンスを披露。チーム全体のムードは最終戦に向けて確実に盛り上がっているようだ。

公式合同テスト計測総合結果 #40/2位。ベストタイム/1分46秒452
#41/7位。ベストタイム/1分46秒906

フォーミュラ・ニッポン 第10戦 <予 選>
11月1日(土)   WEATHER/晴   出走台数/18台
 暫定ポールでスペシャルステージ進出の服部選手は4位と健闘し決勝2列目スタート。
 公式予選1回目に痛恨のスピンで8位に沈んだライアン選手とダブル表彰台を狙う!

公式予選1回目(10:15〜 60分間 COURSE/ドライ)
 公式予選1回目(60分に延長)で上位6位までのマシンにポールポジションを獲得できる権利が与えられ、午後からのスペシャルステージでその上位6台が1台ずつアタックし
て決勝のグリッドを競う。これまでの予選とは違った緊張感がサーキット全体に漂っている。
 開始早々コースインしたライアン選手。昨日の好調さとは裏腹にいま一つマシンのセッティングが決まらず、いつものキレのある走りが見られない。予選終了間際に3セット目のニュータイヤで最後のアタックに挑んだが、計測2周目の2コーナーで痛恨のスピン。結局6位と100分の5秒の僅差でスペシャルステージへの進出を果たすことができず、この時点で決勝は8番グリッドスタートが決定した。
 一方、服部選手は残り12分で見事にトップタイムをマークした。そしてピットに戻り他車の最後のアタックを見守っていた時にアタック中のライアン選手がスピン。1回目の予選は1分50秒を残し赤旗で終了した。結果、服部選手のタイムを上回るマシンは現れず、暫定のポールポジションを獲得するとともに、スペシャルステージ進出を果たした。

公式予選スペシャルステージ(14:15〜 50分間 COURSE/ドライ)
 公式予選1回目の結果を受けて6番手のマシンから順に1台ずつタイムアタックをするペシャルステージ。1周目のインラップはウォームアップ、2周目と3周目でタイムアタック、4周目のアウトラップはクールダウンとなり、かなり緊張した状況の中でトップ6の熱い戦いぶり見られる。
 最終アタッカーとして登場した服部選手は計測1周目に4番手タイムをマーク。さらなるタイムアップを狙い2周目に突入した。セクター1でトップ本山選手を上回るものの、セクター2でギアが入らず、僅かにタイムをロス。残念ながら服部選手は今シリーズベストの4番グリッドにとどまったが、2列目から表彰台を狙うこととなった。

第10戦総合予選正式結果 #40/8位(出走18台)。ベストタイム/1分46秒619
#41/1位(出走18台)。ベストタイム/1分46秒211
   
スペシャルステージ結果 #41/4位(出走6台)。ベストタイム/1分46秒012
ドライバーズコメント

ライアン選手
「ストレスの溜まる予選でした。終始セッティングが今ひとつシックリと行きませんでした。終盤、ニュータイヤで計測1周目から全開で攻めましたが、思うようにタイムが伸びず、2周目こそはとプッシュしたのですが、力が入り過ぎスピンしてしまいました。明日のレースではドライバーランキング、チームランキングをひとつでも上げるよう頑張ります。」

服部選手
「好調だった公式予選1回目同様に、スペシャルステージもニュータイヤの2周 目でタイムを出すつもりでしたが、前の5台が計測1周目からタイムを出していたので、ついつられてしまいました。当初の作戦通り、2周目に賭けるべきだったという後悔はありますが、久々に緊張感のある自分にとっては面白い予選でした。明日はライアン選手とダブル表彰台を狙います。


フォーミュラ・ニッポン 第10戦 <決 勝>
11月2日(日)   WEATHER/晴・雨  出走台数/18台
序盤で2位までランクアップしたライアン選手、ピットレーン速度違反とピット出口
 の赤信号見落としで自滅し9位。 服部選手もタイヤ選択をミスし 11位と振るわず

 決勝日は薄モヤがかかったような暖かいコンディションで朝を迎えた。決勝に向けてマシンの仕上げとなるフリー走行は午前9時からの30分間。DoCoMo DANDELIONの両マシンも決勝に向けての最終的なマシンチェックを順調に消化した。

決勝(14:34〜 COURSE/ドライ・ウェット 46周)
 フォーメーションラップスタート間際になって空からポツリポツリと雨が降り始めた。波乱の予感が色濃く漂う中、午後2時34分に正式スタートが切られた。8番手から好スタートを切ったライアン選手は1台前を行く服部選手のイン側をすり抜け、一気に5番手までジャンプアップ。服部選手は滑りやすいコース状況を考え慎重にスタートを切り7番手につけた。この複雑なコンディションの中、コースアウトするマシンが続出。10周目の井出選手、11周目の本山選手のスピンでライアン選手は2位までポジションを上げた。
 そして13周目、金石選手が最終コーナーでスピンしマシンをコース真ん中に止めてしまったためセーフティーカーが導入され、これを機に多くのマシンがピットインし給油・タイヤ交換を行った。ライアン選手はセーフティーカー導入と同周回でのピットインのタイミングを逸し、翌周にピットイン。再スタートが切られた18周目でのオーダーは5位に。 一方の服部選手はピットインのタイミングが決まり3位。しかし小降りになった雨の中で、レインタイヤの装着をチョイスしたせいで、再スタートの周回で全車にかわされてしまった。
 22周目に入ると、ライアン選手にドライブスルーのペナルティが下された。これはピットロードのスピード違反によるもので、ライアン選手は24周目終了したところでピットロードに入った。ところがコースに戻る際にピット出口の信号を見落とし、再度10秒ストップのペナルティーを課されてしまった。最後尾に順位を落としたライアン選手ではあるが、その後レースを諦めずポイント獲得を目指し前車を猛追。意地の走りで終盤にはファステストラップをマークしたが、時すでに遅く、9位完走でシリーズを終了した。
 服部選手はやはりタイヤチョイスのミスが響き、11位完走に留まった。

第10戦・決勝正式結果 #40/9位完走(18台中)。ベストタイム/1分49秒190
#41/11位完走(18台中)。ベストタイム/1分49秒832
ドライバーズコメント

ライアン選手
「非常にタフなレースでした。優勝の可能性も十分にあっただけに、ペナルティーは残念。自分としてはスピードも信号も意識していたし、確認もしていたつもりだったのですが・・・。
 今年1年、チームにはいろいろワガママを聞き入れてもらったり、服部選手のサポートもあり、自分としてはFN参戦の中でも1年間で最も成長できたチームだと思います。来年こそ、シリーズチャンピオンになって皆さまに恩返しがしたいです。」


服部選手
「セーフティーカーが入った時に、何とかしないと上位に食い込むことは難しいと判断しウェットタイヤに賭けてみました。結果的に裏目となりましたが、前向きなトライだったので仕方がないと思っています。
 今年一年を振り返ると、チーム力が上がっていくのを体感することができ、自分もそれに貢献することができたことに満足しています。1年間、サポートとご声援をいただきありがとうございました。」

吉田チーム監督コメント
 「今回は2台ともに残念な結果に終わりましたが、前向きにチャレンジした上での結果と考えています。今年はチームに大きな進化があった1年でしたが、今回のレースで詰め の甘さや足りない部分がまだまだあることを痛感しました。これを教訓に、さらに強いチ ームを作っていく覚悟です。1年間、ご支援、ご協力ありがとうございました。」



株式会社NTTドコモをはじめ協賛スポンサー各位へ。
DoCoMo TEAM DANDELION RACING
2003年 全日本選手権フォーミュラ・ニッポンを終えて。

第5戦・鈴鹿で念願のチーム初優勝。チームドライバー・ライアン選手のシリーズポイント総合6位。まさに、2003年のフォーミュラ・ニッポンシリーズはチームにとって飛躍の年となりました。これもフォーミュラ・ニッポンに参戦し積み上げてきた3年間の貴重な経験とデータが開花した結果だと考えております。すべてはご支援していただいたスポンサー各位をはじめ、テクニカルパートナーとしてバックアップしていただいた企業の方々のお陰と、チーム一同感謝しております。もちろんこの成績にとどまらず、つねに抱き続けてきたチャレンジスピリットをさらに高揚させ日本のトップフォーミュラで戦い続けたいと思っております。なにとぞ2004年シリーズも皆さまのご支援を賜りますようお願い申し上げます。

チーム代表 村岡 潔