2003年 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン
第1戦 RACE REPORT
<第1戦・鈴鹿サーキット SUZUKA2&4RACE> 3月21日・22日・23日
<観客動員数> 21日/13,500人・22日/11,000人・23日/27,000人
<TV放映> フジテレビ系列 3月23日 26時40分〜
DoCoMo TEAM DANDELION RACING
ドライバー(40号車)
リチャード・ライアン
ドライバー(41号車)
服部 尚貴
チーム代表 
村岡  潔
チーム監督
 吉田 則光
HARD
シャーシ 
ローラB351
エンジン
無限 MF308 3000ccV8
エンジンメンテナンス
東名エンジン
通信機器 
NTT DoCoMo FOMA & PDC携帯
データーロガー
LAPCOM−VX/NTT DoCoMo仕様
MAIN SPONSOR
株式会社NTTドコモ
NTT DoCoMo
株式会社NTTドコモ関西
NTT DoCoMo関西
株式会社NTTドコモ北陸
NTT DoCoMo北陸
SPONSOR  
ドコモ・モバイル株式会社
DoCoMo Mobile Inc
SPONSOR
田中オートサービス
TANAKA
株式会社和光ケミカル
WAKOS
京都機械工具株式会社
KTC
山田辰株式会社
THE MAN SPIRIT
パーカル株式会社
PERCUL
株式会社親和
Rich
有限会社マジックスクエア
MAGIC SQUARE
ブリンプ株式会社
BLIMP/RECARO
日本テレメディア株式会社
JTM
エイティーエス株式会社
ATS
株式会社ヤマタネ
YAMATANE
株式会社ソフトクリエイト
SOFT CREATE
玉置商事株式会社
TAMAKI
有限会社イマックス
IMAX
株式会社イエローコーン
YELLOW CORN
2003年 新生フォーミュラ・ニッポン、開幕!
■2003年フォーミュラ・ニッポン <レギュレーション変更点>
1. 全車新車導入
  4年ぶりにシャーシをイギリスローラ社製B351に一新。全チームが技術的ハンデのないフレッシュスタートとなる。
2. レース距離延長
  従来の230kmからほぼF1サイズの270kmに延長。ファンを緊迫した90分間の未体験ゾーンへと誘う。
3. 燃料補給認可
  チーム戦略として燃料補給の有無が勝負の重要なキーファクターとなり、ファンの楽しみが確実に増える。
4. エンジン排気音改良
  エキゾーストノーストを高音質化。F1に近い迫力あるサウンドでレースの醍醐味を倍増される。

5. ソフトコンパウンド化タイヤ
  ブリヂストンとの共同開発で寿命をそのままにハイグリップ化に成功。世界一の高性能タイヤがレースを劇的に加速させる。
6. タイヤ交換義務廃止
  タイヤ交換はチームの作戦で自由に。レース中の燃料補給と合わせ、チームの戦略が勝利への大きなポイントとなる。

■DoCoMo DANDELION <チーム新体制&チームドライバー>
ゼッケンナンバー40には昨年から引き続きフォーミュラ・ニッポン参戦3年目のリチャード・ライアン選手、ナンバー41には今年36歳のベテラン服部尚貴選手を起用。
チーム2台体制でフォーミュラ・ニッポンの頂点を果敢に狙う。


40/リチャード・ライアン 1979年8月8日生まれ アイルランド
41/服部 尚貴  1966年6月13日生まれ 日本


公式合同テスト(3/21 10:40〜 14:55〜 各60分間 COURSE/ドライ)
 2003年3月21日、いよいよ新生フォーミュラ・ニッポンのレースウイークを迎えた。今年から走行開始は金曜日からとなり、午前に1時間、午後に1時間の公式合同テストを行う。鈴鹿、富士で開催された事前の合同テストは天候に恵まれなかったが、この日は爽やかな晴れで気温も上がり、絶好のコンディションとなった。ライアン選手、服部選手とも午前と午後のセッションでは、事前の合同テストで走り込みができなかったドライコンディションでのマシンセッティングの微調整に追われ、ライアン選手は予選セッティングを意識してリアダンパーを交換、服部選手は基本データの収集をメインにしたマシン開発を行った。そしてセション後にサーキットでは初の給油練習が行われた。

フォーミュラ・ニッポン 第1戦 <予 選>
3月22日(土)  ・天候/雨  ・出走台数/18台
予選1回目の中盤から雨。両選手ともアタック開始の僅かの遅れで大きくタイムロス。
公式予選1回目(10:35〜 45分間 COURSE/ウエット)
 予選が始まる15分程前に西コースから雨が降り始め、開始直前にはウエット宣言が出された。その後も時間経過とともに天候は悪化すると予報が出されており、タイムアタックは早い者勝ちの様相に。
 予選開始とともに多くのマシンが次々と1セット目のニュータイヤでコースに出ていった。ライアン選手、服部選手も早々とコースインし、1Lap の確認走行ののち1回目のアタック。そしてセッション開始から約15分過ぎ、ピットインして2セット目のニュータイヤで再度アタック体制に入ろうとしたタイミングで雨は本降りとなりコースコンディションは一気に悪化した。雨の降り出しがチームの予測より僅かに早かったため、結局2回目のアタックは不発に終わってしまった。やはりそれ以降は各マシンとも自己ベストを更新することはできなかった。
 結果論ではあるが2本目のニュータイヤ投入が2〜3分遅れてしまったこと。これがチームの明暗を大きく分けた。ライアン選手7位、服部選手12位。両選手とも不本意なタイムで予選1回目を終了した。
公式予選2回目(15:05〜 45分間 COURSE/ウエット)
 その後、雨は止むことなく、予選2回目はウェットコンディション。午前中のタイムで決勝のグリッドが決定した。
第1戦・総合予選正式結果 40/7位(出走18台)。ベストタイム/1分46秒167
  41/12位(出走18台)。ベストタイム/1分46秒753
ドライバーズコメント
ライアン選手
「マシンは完璧ではなかったのですが、ドライブ時のフィーリングは悪くありませんでした。あと2〜3分早くアタックできたらもう少し上位を狙えたでしょう。」

服部選手
「ほとんどドライのコンディションで走れなかったのが残念。納得のいく順位ではありませんが、決勝では焦らずポイント獲得を目指します。」


フォーミュラ・ニッポン 第1戦 <決 勝>
3月23日(日) ・天候/晴 ・コース/ドライ ・出走台数/18台
ライアン選手、前車トラブルに巻き込まれ不運のピットイン。ファーステスト
  ラップを刻みながら9位に沈む。 服部選手、粘りの走りで8位フィニッシュ!
 午前8時55分にフリー走行がスタート。決勝セッティングの微調整、決勝用ニュータイヤの皮剥き走行、そしてレース展開を左右する給油作業の確認などを無難に消化した。タイム的にはライアン選手が7位、服部選手が13位の走行で、両選手ともドライビングフィーリングには満足しているようだった。
決勝(3/23 14:33〜 COURSE/ドライ 46周)
 1周のフォーメーションラップの後、午後2時33分、未知の領域となる約1時間半の耐久バトルがスタートした。ライアン選手、服部選手ともスタートには失敗。ともに一つ順位を落としてオープニングラップを終えた。この時点でライアン選手は自分のペースが回りより早いと判断。前車ロッテラー選手、脇阪選手の動きをじっくりと後方から様子見することにした。6Lap 目、脇阪選手がシケインでロッテラー選手をパスしようとしてコースアウト。そしてコースに戻ろうとしたときにライアン選手と接触しFウイングをへし折ってしまった。この不運なアクシデントでライアン選手は急遽ピットイン。交換作業、タイヤ交換、給油と3つの作業を強いられ最下位へと順位を落としてしまった。その後、ライアン選手が終始トップの本山選手より早いラップを刻んでいただけに結果9位は誠に残念である。しかしながら次に繋がるレース内容であったことには間違いない。
 服部選手は早めにガソリンを給油しタイヤ交換をしないレース戦略を組んでいた。冷えたタイヤでロスする5〜6秒のタイムを稼ぐ作戦をとったわけである。予定通り5Lap 目に給油のみのピットイン。しかし、レース途中に6速から5速へのシフトダウントラブルが発生。ベテランの服部選手ならではの粘りの走りで8位完走を遂げた。
第1戦・決勝正式結果 40/9位完走(18台中)。ベストタイム/1分49秒393
  41/8位完走(18台中)。ベストタイム/1分52秒390
ドライバーズコメント
ライアン選手
「スタートの失敗とあの接触がすべてでした。残念なレースではありましたが、得るものも多かった貴重なレース体験でした。次のレース富士ではキッチリと結果を出してみせます。」

服部選手
「手にマメができるほどシフトダウンがきつく、まだまだセッティングに関しては成すべきポイントは多いようです。これからの長いシリーズ、ライアン選手とは一味違った個性的なマシンセッティングで戦いたいと思っています。そしてこのことがチームのためになると確信しています。」

チーム監督コメント
 「金曜日から小さなミスが重なったレースウイークでした。そして大きな不運もありました。脇阪選手のプロにあるまじき行いによる接触は、彼に対するマイナスポイントに匹敵する行為だと思っています。
 そしてこのレースの収穫は、ライアン選手のファーステストラップで車の速さに自信を持てたこと。スタッフ全員がモチベーションを高く持ち、両選手の個性がチームの総合力アップに結び次げば勝利は近いと思います。」