2002年 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン
第2戦 RACE REPORT
<第2戦・富士スピードウェイ>4月6日・7日
<観客動員数> 予選  7,100人・決勝 27,500人
<TV放映> フジテレビ系列 4月7日 25時52分〜
DoCoMo TEAM DANDELION RACING
ドライバー(68号車)
ジョナサン・コシェ 
チーム代表 
村岡  潔
チーム監督
 吉田 則光
チーフメカニック
中居 邦宏
HARD
シャーシ 
レイナード2KL
エンジン
無限 MF308 3000ccV8
エンジンメンテナンス
東名エンジン
通信機器 
NTT DoCoMo FOMA & PDC携帯
データーロガー
LAPCOM−VX/NTT DoCoMo仕様
ホイール
BBS
MAIN SPONSOR
株式会社NTTドコモ
NTT DoCoMo
株式会社NTTドコモ関西
NTT DoCoMo関西
株式会社NTTドコモ中国
NTT DoCoMo中国
SPONSOR
SAUBER PETRONAS
SAUBER PETRONAS
田中オートサービス
TANAKA
株式会社和光ケミカル
WAKOS
京都機械工具株式会社
KTC
山田辰株式会社
THE MAN SPIRIT
パーカル株式会社
PERCUL
株式会社親和
Rihe
有限会社マジックスクエア
MAGIC SQUARE
(株)ブリンプ
BLIMP/RECARO
エイティーエス(株)
ATS
(株)キーエンス
KEYENCE
日本テレメディア(株)
JTM
公式練習(4/6  9:30〜 COURSE/ドライ 60分間)
 コシェ選手にとってデビュー戦・鈴鹿は実戦すべての面 において予想を上回る衝撃的な印象を映し出したに違いない。これまでの経験とデータでは制しきれないトップカテゴリーのハンドリングワーク。とくにニュータイヤの特性を理解することは早急に解決しなければならないテーマである。
 今回のマシンは3月に行われた合同テスト走行でのデータに基づいてセッティング。コシェ選手はこの段階での順位 を気にすることなく、自らの課題を克服するために公式練習1時間をじっくりと走り込んだ。すこしづつタイヤの感触をつかみながら、ライン取り、エンジニアとのやりとり、セッティングの微妙な修正など、予選にに向けてベストな方向性を見いだす作業を消化した。
フォーミュラ・ニッポン 第2戦 <予 選>
4月6日(土)  ・天候/曇   ・出走台数/18台
予選2回目に不覚の赤旗追い越し違反。ペナルティーで最後尾からのスタートに。
公式予選1回目(14:30〜 COURSE/ドライ 45分間)
 開始早々にコースイン。マシンとタイヤの調子を慎重に探りながらタイムアタックに備えた。残り15分、ニュータイヤをセットし最初のアタックに入ろうとしたところで道上選手がクラッシュし赤旗中断。約42分後に再開され、コシェ選手のアタックタイムは1分17秒123 。最低限の目標である16秒台に届いていない。まだ日本のタイヤ特性に惑わされているようだ。タイヤはまだ2セット残っている。2回目は一気に16秒台前半をめざす。
公式予選2回目(16:00〜 COURSE/ドライ 45分間)
 セッティングを修正し開始20分後にニュータイヤで最初のアタック。1回目よりもタイムは上がったものの予定タイムにはまだ遠い。30分過ぎに赤旗中断。再開した6分後にも2度目の赤旗中断があり、実質的なタイムアタックは最後の5分間に集約された。すべてのチームがアタックする中、コシェ選手もニュータイヤでラストアタック。16秒台には入たものの前車とはコンマ3秒の開きがあり、納得のいかない予選結果 となった。
 さらに予選終了後、赤旗走行中の追い越しでオフシャルからペナルティが通 告された。 前車のスローダウンで危機回避のためにやむを得なかったとコシェ選手はチームに報告している。国の違い、ルール運用の違いによるものとチームは解釈したが、結果 チームとして痛恨の最後尾スタートとなった。
第2戦・総合予選正式結果 /ペナルティのため予選タイム抹消。
コシェ選手のコメント
 「マシンのコンディションは鈴鹿から上向きで決して悪くありません。タイムが伸びないのは、まだニュータイヤの使い方に戸惑いがあるせいでしょう。早く感覚で理解できるよう、いろんな状況での走りを経験して解決していきたいと思います。前向きに走り続けるのみ! ペナルティーは自分のミスによるもので、申し訳ありません。」

フォーミュラ・ニッポン 第2戦 <決 勝>
4月7日(日) ・天候/晴   ・コース/ドライ ・出走台数/17台
粘りのコシェ選手、最後尾から追い上げシングル8位 ! 開幕鈴鹿に続き連続完走。
 午前9時25分からのフリー走行。いつも通 りフルタンクでの決勝セッティングで勢いよくコースに飛び出した。しかし、鈴鹿でのフリー走行では旧タイヤ、フルタンク状態で予選の順位 より上ることができたのたが、今回はタイム的に伸びがなかった。終了後のミーティングではその明確な要因を見いだせなかった。結局、暗中模索といった状況のなか納得のいくマシンのセットアップができないまま決勝に挑むことになった。
決勝(4/7 14:19〜 COURSE/ドライ 50周)
 気温14度、コースコンディションはドライ。チームからコシェ選手への指示はただただ自分のペースで走ること。午後2時19分、超高速サーキット50周の過酷なレースがスタートした。
 スターティンググリッドは最後尾18番手。まったく焦る状況ではないのではあるが、フォーメーションラップ直前にエンジンストール。スタート時の緊張感からかカーボンクラッチの特性を忘れたのか。さらにオフシャルによる押し掛けにも失敗。ピットまで運ばれチームのスターターでエンジンは生き返った。結果 的にピットからのスタートとなった。
 全車が通過したのちのスタートで、かえって緊張感がほぐれたのかもしれない。他車のトラブルもあり1Lapに早くも13位 にアップした。以降は淡々と周回を重ね、8Lap 目にペースカーが入ったタイミングを利用しタイヤ交換に入った。レース中盤は11位 前後をキープし、33Lap 目にはドイツF3チャンピオン金石選手をパス。10位 にランクを上げた。42Lap には服部選手と影山選手の接触トラブルで8位 。終盤は確実に淡々と走りきり、そのままチェッカーを受けた。順位的にはシングルではあるが、チームとして反省しなければならないレース内容である。7位 とのラップタイムが開きすぎである。次戦以降、ドライバー自身による相当の改善が必要であろう。
第2戦・決勝正式結果/8位 完走(17台中)。ベストタイム/1分19秒566。
コシェ選手コメント
 「フォーメーションラップのスタートでミスした焦りから押し掛けにも失敗。ミスが連続し、かえって後は無心で走り切ることができたという感じです。レースを終えたところで8位 とわかり驚きました。順位的には良かったのですが、チームの言うようにレース内容は納得できません。自分自身ヨーロッパで積み上げてきた実績とプライドがあり、必ず結果 を出すことで解決していきます。目標はなんといっても世界の頂点です。時間を頂き、なんとかシリーズ前半でその期待に応えたいと思います。」
村岡代表コメント
 「コシェ選手にとって新人として乗り越えなければならない課題、悩みはいっぱいあります。今回はいきなりその壁にぶちあたったようです。なんといってもフランスF3のチャンピオンです。早く自分を取り戻してチームの期待に応えて欲しいものです。厳しいかもしれませんが、このままの状態が続くと今後の続投を考え直すケースもあるでしょう。
 チーム全体のモチベーションは前向き、プラスの方向にあります。今回のデータをすべて検証し、すべては勝つために、厳しく、そして確実に前進していきます。」