2002年 全日本選手権フォーミュラ・ニッポン
第1戦 RACE REPORT
<第1戦・鈴鹿サーキット UFJカードカップレース>3月23日・24日
<観客動員数> 予選 16,000人・決勝 24,000人
<TV放映> フジテレビ系列 3月24日 25時55分〜
DoCoMo TEAM DANDELION RACING
ドライバー(68号車)
ジョナサン・コシェ 
チーム代表 
村岡  潔
チーム監督
 吉田 則光
チーフメカニック
中居 邦宏
HARD
シャーシ 
レイナード2KL
エンジン
無限 MF308 3000ccV8
エンジンメンテナンス
東名エンジン
通信機器 
NTT DoCoMo FOMA & PDC携帯
データーロガー
LAPCOM−VX/NTT DoCoMo仕様
ホイール
BBS
MAIN SPONSOR
株式会社NTTドコモ
NTT DoCoMo
株式会社NTTドコモ関西
NTT DoCoMo関西
株式会社NTTドコモ中国
NTT DoCoMo中国
SPONSOR
SAUBER PETRONAS
SAUBER PETRONAS
田中オートサービス
TANAKA
株式会社和光ケミカル
WAKOS
京都機械工具株式会社
KTC
山田辰株式会社
THE MAN SPIRIT
パーカル株式会社
PERCUL
株式会社親和
Rihe
有限会社マジックスクエア
MAGIC SQUARE
(株)ブリンプ
BLIMP/RECARO
エイティーエス(株)
ATS
(株)キーエンス
KEYENCE
日本テレメディア(株)
JTM
全開モード! 2002年フォーミュラ・ニッポン、開幕
DoCoMo DANDELION / 2002年「チーム新体制」
新たなドライバーに昨シーズンF1プロストGPのテストドライバーを努めていた00年フランスF3チャンピオンのJ.コシェ選手を起用。さらにチーム代表に村岡、チーム監督に吉田、チーフメカニックに中居、チームマネージャーに濱田を新任させるなど、勝つためのスタッフ体制が大幅に刷新された。

DoCoMo DANDELION / 2002年「ドライバープロフィール」
68/ジョナサン・コシェ JONATHAN COCHET
99年母国フランスF3選手権シリーズ2位、00年シリーズチャンピオン。昨年よりプロストGPのF1テストドライバー。ル・マン24時間レ−ス、F3マカオGPなどにも参戦。F3コリアGPでは優勝を果 たす。

DoCoMo DANDELION / 2002年「プレシーズン」
2月には鈴鹿で1日、MINEで3日のプライベートテストを実施。とくにMINEではレースウイークを想定し実戦同様のシュミレーションでチーム全体のポテンシャルアップがはかられた。
3月には富士スピードウェイと鈴鹿サーキットで開催された2度の公式合同テストに参加。今年から国産BSタイヤでレースに挑むコシェ選手にとって、そのタイヤ特性の劇的な変化に戸惑いと焦りの色は隠せなかった。事実、プライベートテストにおいて古いタイヤでは安定したタイムが刻めるものの、ニュータイヤでのタイムアップができない状況にあった。このことはドイツF3チャンピオンで今年からFNに参戦する金石年弘選手も同様で富士と鈴鹿での公式合同テストはその感触に慣れる意味合いで絶好の機会となった。
チームも全日程を通して目先のタイムだけを追いかけずに、マシンセッティングにかかわる現実的な問題点を洗い出すことに専念し、確実に解消していく作業に努められた。
公式練習(3/23 10:15〜 COURSE/ドライ 60分間)
 チームにとっての注目ポイントは、今回がデビュー戦となるコシェ選手がレースと言う実戦の場でいかにタイヤ特性を熟知したドライビングを見せるかにある。そんな自らの課題を克服するためにコシェ選手は公式練習での走行を重ね、すこしづつニュータイヤでの感触を高めていった。と同時に、マシンセッティングの方向性を見いだす作業も平行して進められ、時間いっぱいを使いどうにか予選対応セッティングにマシンを仕上げることができ、予選に向けての準備を終えた。

フォーミュラ・ニッポン 第1戦 <予 選>
3月23日(土)  ・天候/晴、雨  ・出走台数/18台
コシェ選手、ニュータイヤで懸命にアタック。2回目終盤ギアトラブルで16位 から。
公式予選1回目(14:20〜 COURSE/ドライ 45分間)
 コシェ選手にとって初めてのFN予選。予想はされていたが、やはりニュータイヤでのタイムは伸び悩んだ。トップ10にいるマシンにはほど遠いといった状況。加えてマシンのセッティングにも手応えがなくいいところなしで予選を終えた。練習と本番では勝手が違うことを実感したコシェ選手。午後からの予選でトップ10圏内を目指す。
公式予選2回目(16:15〜 COURSE/ドライ 45分間)
 時折雨がパラつく不安定な天候。路面状況にも気をとられながらコシェ選手の懸命なアタックが続いた。チームとしての対応は駆動系の調整。後半45秒台に入ったところで2速ギアがホールドするトラブルが発生した。ニュータイヤ1セットを残したまま終了、予選16位 が確定した。
第1戦・総合予選正式結果 /16位(出走18台)。ベストタイム/1分45秒419
コシェ選手コメント
 「予選2回目、リズムに乗ってきたところでミッションにトラブルがありました。気分的にもデータ的にも最後のニュータイヤが使えたらもう少し上に行けたと思います。とにかくタイヤの扱い方が当面 の課題でしょう。
 マシンのセッティングに関しては、朝のセッションでオーバーステア気味だったのが、午後から良くなっていい感じでアタックができました。そんな時に2速が壊れてしまい残念です。決勝レースは最後まで走りきって、マシンをもっと進歩させたいです。」

フォーミュラ・ニッポン 第1戦 <決 勝>
3月24日(日) ・天候/晴、曇 ・コース/ドライ ・出走台数/18台
FNデビュー戦を完走。終盤トップ10圏内のタイムで追い上げ13位 でフィニッシュ!
午前9時50分にフリー走行がスタート。前日のギアトラブルのチェックをするためにコシェ選手はフルタンクでの決勝セッティングでコースインした。しばらく走ったのちミッションに違和感を感じたためピットイン。重大なトラブルでないものの、大事をとってフリー走行の続行を控えることにした。フルタンクでのベストなマシンバランスをつかめないまま決勝に挑むことになった。
決勝(3/24 14:35〜 COURSE/ドライ 35周)
 確実にチェッカーを受け、レースという実戦の中でマシンのセッティングをチェックすること。コシェ選手は決勝前のミーティングでチームからのオーダーを受けた。
 スタートは後方からということで無難にまとめ、キープポジションで前半の周回を重ねた。そして11Lap 目に初めてのタイヤ交換のためにピットイン。作業自体は順調であったが、コシェ選手が停止する前に切るはずのスピードリミッター解除を忘れ、再スタート時にエンジンストール。これまで何度も練習したはずの事ではあるが、やはり新人としての本番の緊張がそうさせたのだろう。
 中盤から終盤にかけ徐々にリズムをつかみだし、一気に47秒台にタイムを乗せてきた。ガソリンが軽くなったせいもあるだろうが、トップ10内に匹敵する勢いで走った。ラスト4Lap で相当離れていた12位金石勝智選手に追いつき、パスするのも時間の問題となったときに心配していたミッショントラブルが発生。あと少しで47秒台前半のタイムに入れていただけに非常に残念である。
第1戦・決勝正式結果 /13位完走(18台中)。ベストタイム/1分47秒614
コシェ選手コメント
 「とにかく今は多くのことを学びたい。前車をプッシュする場面 もあったし、とくに終盤にトップ10圏内のタイムが出せたのは、やはりチームのセッティングの方向性が正しかったのだと実感しました。と同時に、トップカテゴリーのレースの厳しさを痛感し、可能性に満ちあふれているFNの状況を再認識することができました。
 F1同様に価値のあるレースに参加できることを感謝しています。これからチームのためにもシリーズ前半5戦は学ぶレースに徹したいと思います。」
村岡代表コメント
 「FNデビュー戦のコシェ選手は精一杯の走りでチームのためにデータを残してくれたと思います。終盤では47秒台に入り、前車をプッシュするところまでレースを組み立てることができたことも大きな収穫です。チーム全体のモチベーションは前向き、プラスの方向にあります。
 2日間に起こったミッショントラブルに関しては、チーム独自のシフトアップアシストシステムを採用したためのリスク的な要素と考えています。やはり公式合同テスト時と本番では発生の度合いが異なっていました。さらに完成度を高めてレースでのアドバンテージを築くためにも積極的にチャレンジしていきたいと思っています。次の富士に向けて、厳しく、そして確実に前進していきます。」